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西欧白人はこの世界の全てを主義化するか?〜主義の西欧、認識の東洋〜

【まとめ】
(1)西洋は主義的である。
(2)東洋は認識的である。
(3)筆者は認識を選択する。

以下では、筆者は西洋は「主義」、東洋は「認識」を提示する。

1章 主義

【儒教系統の認識】
西欧白人はこの世界の全てを主義化しようとする。

西欧白人はこの世界の全てを主義化しようとする。例えば、彼らは人種や民族や部族、性を主義化する。その結果、人種が人種主義、民族は民族主義、部族は部族主義、性が性主義になる。

この世界のあらゆるものが主義化される。そのため、西欧白人は主義化された人種や民族や部族、性を彼らの自由意志で変更しようとする。その帰結として、彼らは人種は変えられる、性は変えられると主張し始める。

なお、キリスト教徒の西欧白人もユダヤ教徒の西欧白人もキリスト教主義者の西欧白人やユダヤ教主義者の西欧白人のように見える。そこでは、宗教は信仰でなくイデオロギーである。

2章 認識

【儒教系統の認識】
東洋人はこの世界を自然に認識しようとする。

東洋人はこの世界を自然に認識しようとする。東洋人にとって、人種や民族や性はすでに存在するものであり、その存在は認識されるものである。そして、それらは1世代では変えられない。

それらは過去から現在にかけて彼らの先祖が形成して、維持してきたものである。それらは現在から未来へと構成されるものでない。それらは社会的に構成された「社会的構成物」でない。

それらは物質に対する自然な認識に近い。または、それらは物質とそれにに対する認識の組みである。

3章 東洋文明の選択

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