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LANCH 10期目。左きき30%になる、の期です。

3月1日からLANCHは10期目に突入しました。

10年かー。世のスタートアップ企業を眺めてみると、創業10年もすれば社員ウン十人、売上ウン十億、上場していても珍しくない会社もゴロゴロあるけれど。まあ、他人事ですね。そんなわけで弊社の着地はこんな感じ。

微増

クリエイティブ、左ききの道具店、ともに微増。

正直なところ、クリエイティブは前期が天井かと思っていたので、それを上回ったのは嬉しい誤算でしたね。お声がけていただける皆さま、本当にありがとうございます。

とはいえ、冷静に上の図を眺めてみるとさすがに現体制では限界が来ているのではないかなーと。

クリエイティブ 1名
左ききの店長 1名
左ききのスタッフ(右利き) 1名

という体制で進めてきたけれど、ちょっと、さすがにね。

そもそもクリエイティブは超がつくほど属人的な仕事なので、規模を大きくするには人を増やすしかない。でも、今から人を集めて育てながら大きくしていくには僕にくる仕事がニッチすぎて未知数がデカい。ここは余程の出会いがないとない。それよりはパートナーを増やしていくことで広範囲の期待に応えられるチームにしていきたいね。

なので、強化をしようと思うとやはり左ききの道具店。

でも、単純に人を増やすのも違う気がして(スタッフ間の相性もあるしね)、どうしようかなーってモヤモヤしてた。

ひとまず考えているのは大きく3つ。

① 代表の左きき30%体制

もう、明確に全労働時間の30%を左ききの道具店に費やそうと思います。
前期の時間配分でいえば、クリエイティブ90%以上を突っ込んでいました。必然的に10%以下しか残らないわけで。

これを大きく変えます。

左ききの人になっていきます

ひとまず3月から「左ききウイーク」を開始。丸々1週間、他の予定を一切入れない時間を確保しました。

正直、めちゃめちゃ怖いところありますが、なんとか貫こうかと。

② 店長の単純労働からの解放

もう一つ課題だったのは、店長が忙しすぎる問題です。

梱包・発送・接客・仕入れ・SNS・POPUPに在庫管理などなど……。お店をやっていく上で必要な業務はほぼすべて店長マター。やることが多すぎるんですよね。

でも、小売店を盛り上げていく上で最も重要なのは「仕入れ」と「接客」。ここに時間の大部分を費やしてほしい。そこで昨年末から外部への配送委託を開始。最近になって少しずつ運用にも目処が立ってきました。

それによってスタッフの時間も空くので、そこに店長の権限委譲を含めて業務を分散し、店長の仕事を重要なものに集中させたい。

店長をもっと前に出す

魅力的な商品が溢れること。そしてお客様との接触回数を増やすこと(SNS含め)。

この二つを実現させていけるといいなと。


③ 店舗のアップデートによるショールーム化

のれんがいい感じ

昨年の夏にオープンした「ときどきストア」。
遠方からもお越しの方もいて、ありがたい限りだったりするのですが、個人的にはちょっと立ち位置が曖昧だったんですよね。

当初はメディアのようなポジションを狙いつつ、実際に始まると売上が気になるし、そうなると売上目標を立てて追っていくか?という話になるんですがそれもちょっと違うし(あくまでオンラインが主戦場)。

そんなとき、各務原市のアネゴ的存在(?)のオゼキカナコさんに相談したところ

「役割をはっきりさせた方がいいんじゃない?」

と言われまして、確かにその通りや! と思って店舗のアップデートを決めました。

コンセプトは「左利き道具のショールーム」

現在のスペースを広げて、道具のお試しコーナーを拡張。さらに椅子やテーブルなどを配置することでゆったりお選びできるようになります。

これはすでに着手を始めているので、遅くともGW前にはすべて完了できる予定です。それに伴い「ときどきストア」の開店日も増やす予定です。

ショールームという場所のポジションを明確にすることで、数字を追うのではなく、コミュニケーションの頻度や滞在時間の体験濃度を高めるということがお店のKPIとなっていきます。一般のお店では、限られた種類しか置いていないことが多い左利き専用品。それをじっくり選べる楽しみを提供できるお店になったらいいなと思います。あとは店長とのおしゃべりもね。


という感じで、人を増やす前にできることを全力でやる期になりそうです。さあ、結果はどうなるか。個人的にも非常に楽しみです。(がんばるぞ)

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