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将来(キャリア)のことを考えるための3つの視点

以前に参加した自己啓発系のセミナーで、
自分の将来とか実現したい目標とかを考えるときに、3つの視点(レイヤー)で考えてみることを教えてもらった。

3つの視点とは、下記。
I(自分)
We(自分を含めた身近なコミュニティ:家族、親しい友人など)
It(世間、社会、広義のコミュニティ)


I(自分)の視点

I の視点とは、自分自身がどうなりたいのか?
自己完結型の目標。
スキルの習得であったり、自分が置かれている立場を変えることなど、
要するに自分の変化。


We(自分を含めた身近なコミュニティ)の視点

自分が家族、親しい友人たちとともに、どのような状態になりたいのか。
どういう関係性を築きたいのか、そのために必要な要素は何か。

或いは、身近な存在にある人達に対して、自分から与えたい(与えられる)影響はどのようなものか。


It(世間、社会、広義のコミュニティ)の視点

社会の在り方や、仕組みに対して、どのような影響をもたらしたいのか。
或いは、どのような状態であってほしいのか。解決したい社会問題は何か。

3つの視点の中では、Itの視点が一番広域というか、影響範囲を広くとらえる視点と言える。



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自分の将来の目標などを考える時に、この3つの視点ごとに目標を設定すると、キャリアのマイルストーンを設定しやすい。

I(自分)を変化させることは、他の誰かを変化させることに比べると最も容易い。すなわち、短期的な目標として設定しやすい(はず)。

逆にIT(社会や広域のコミュニティ)に対して、影響を与えることには長い時間がかかることが多い。よって、キャリア上では長期的な目標として設定しやすい。


この、I, We, It のそれぞれに対して目標をセットし、それが直線状にあれあ、キャリアの方向性として一貫性があると言えるし、実現の可能性も上がる。


というか、発想の順番としては、
まず It(大きな課題)を考えて、目標をセットし、ブレイクダウンするようなかたちでWe, Iと小さな目標をセットし、マイルストーンとする方が、シナリオとしてはスムーズに進めやすい。


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と、ここまでが理論(セオリー)的な考え方である。

しかし、私はどうにもこうにも It (=解決したい社会課題)のようなものが見当たらない。

現代の日本社会に対して、漠然とした課題感や不安感というものはあるのだけれど、それを具体的な言語にすることが出来ていないといことと、
社会のような大きな存在に対して、自分という個人が影響を与えられることなんてあるのだろうか?と懐疑的に思ってしまうのである。
どちらかというと、後者の感情が強い。


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しかし、現代の世の中というのは、
個人が世の中に影響を与えるツールは既に存在しており、実際に誰も知らない個人の呟きTweetが、ある日を境に世の中に大きなインパクトを与えるバズるということも珍しくない。

結局、自分の可能性を信じられるかどうか。にわかにでも感じた可能性にチャレンジできるかどうか。チャレンジした内容が、世の中の共感を得られるかどうか。
この3つが時代を拓くカギになるのだろうな。


まだ漠然としか考えられていないのだけれど、Itの視点をクリアに持つことが、自分の役割や使命を見つけるということなのだろうな。
まぁ、焦らずに考えていくしかないよね。

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