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100年キャリア -藤城清治さん-

藤城清治さんの特別展示があったので、家族で博物館に行ってきた。

藤城清治さんは、日本の影絵作家の第一人者といっても過言ではないような方。(私自身が影絵業界に詳しいわけではないのでどなたが第一人者が存じ上げない)

おそらく作品を見れば、多くの方が見覚えがあるのではないかと思う。

月光の響

ちなみに御年100歳で未だ現役のアーティスト。
私との関りで言うと、子どもの頃にみたNHKなんかの昔話やみんなのうた的なものの映像に藤城さんの作品が使われていたような気がする。

上に貼らせて頂いた作品もそうだが、これが影絵なのか?と言いたくなるような緻密さとカラフルな表現が特徴的である。

プロフィールによると、藤城さんは1924年生まれ。
影絵と出会ったのが、1946年。
そこから約80年。数多くの作品を世に生み出し続けている。

なんというか、脱帽してもしても足りないしただただ敬服する。
80年も一つの道に情熱をもって取り組み続けていること、おそらくご本人もその道を愛し続けていること、そして多くの人からも愛されていること。

自分の道を見つけられることも幸運だし、その道で迷いや苦悩もありつつも、歩き続けられたこともある種の幸運だし(もちろん、幸運だけで語れないことは多々あるだろうけれど)、ひとつのキャリアの極みみたいな生き方だなぁと感じる。


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転職があたりまえの時代。
副業が当たり前の時代。
変化していくことが当たり前の時代。

そんな時代においても、1つを突き詰めるキャリアの強さ、逞しさ、貴さみたいなものを感じる。

人生の折り返し地点を迎えようかという私からすると、今さら真似したくともできない人生の歩み方。

同じ時代に生きて、作品に直に触れることができて、その感動を次の世代につなげられたのはありがたいことなのだろうな。

藤城さんにはまだまだこれからも多くの人を魅了するような作品を生み出し続けて頂きたいなと、いちファンとして思いを寄せて。

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