世界と日本のコロナウィルス 感染状況について、改めて考えてみたら思いのほかマジメな文になってしまった
先日、もう何度目か分からないけれど、
緊急事態宣言の延長になった。
2020年の1月下旬に、
日本での感染が確認された頃には、
これほどまでに長期化することを予想できた人は
ほとんど いなかったのではないだろうか。
かくいう私も、
昨年の3月~4月頃には戦々恐々とし、
家に引きこもって、事態の行く末と、
日々新しい情報はないものかと、ニュースにかじりついていた。
それから、1年以上経過して、
開催延期はしたものの、オリンピックは開幕し、
野球やサッカーなども、観客数の制限などはありつつも、
通常に近い形でシーズンを開幕している。
けれども、東京では1日の感染者数が4,000名を超え、
まだまだ終息する日が見えない。
緊急事態宣言が出されては、
飲食店を営む方々はもとより、多くの人の生活に制限がかかる。
物理的な制限もあるし、心理的な制限もある。
結果、我慢できなくなって、
お外で飲み会してしまう人達も出てしまう始末。
「またか」
と思ってやるせない気持ちになりつつ、
協力して我慢する人。
「もう我慢できない」
と限界を感じてしまう人。
どちらの気持ちもわかる。
私自身も、昨年 1回目の緊急事態宣言が出されたときほどの、
深刻さは保てていないというのが本音だ。
メディアから流れる声を聴いていると、
感染拡大を防ぎきれず、効果が出ているんだか出ていないんだかわからない緊急事態宣言やまん延防止策を謳う一方で、
オリンピックを開催しちゃう政府の対応へのネガティブな声と、
一方で活躍するアスリートたちを応援する声と、
ダブルメッセージのような状況に感じる。
個人的には、
オリンピックの開催と感染拡大(予防)との直接的な相関は低いように思う。
なぜなら、オリンピックはもはや無観客で開催され、
関係者は頻繁なPCR検査で管理されているから。
敢えて、オリンピック起因の感染拡大要因を考えるならば、
誰かの家で集まってテレビ観戦して、クラスターが発生してしまうようなケースだろうか。
そういう点では、
オリンピック開催へのネガティブな声というのは、
市民には自粛を要請しているのにも関わらず、
お祭り(スポーツの祭典)を開催するといった、主旨一貫のなさへの不満というところだろうか。
ニュースメディアでは、
政府の対応を非難しつつ、クラスターの渦中にいたり、
そのリスクを増やすような会合(パーティ的なもの)を行う、
著名人もいるので、何が本当のリアルガチな声なのかはもはやわからない。
ということで、
今 日本が置かれている状況がどいうものなのか、
ちょっと数字を使って眺めてみた。
そしたら、ちょっと驚くことがわかったので、シェアしてみたい。
まず前提として、
私は現在の日本は、感染の抑え込みに失敗していると考えていた。
対して、アメリカやイギリスなどの欧米諸国は、ワクチンの接種なども進み、ある程度抑え込みに成功しているように感じていた。
そこで、G8諸国の感染者数等を数字で見比べてみた。
その表が下記。
(数字は全て7/31時点でネットで調べたもの。
※人口などは、少し古いものも混ざっている。
一覧にして驚いた。
感染者数も、人口に対する感染率(感染者数÷人口)も、感染者の死亡率も、ダントツで低い。
私は専門家ではなく、ただのシローとなので、詳しいことは全く分からないけれど、
人口密度なんて、感染拡大と直結しそうな要因と言えるんじゃないかと思っていたのだけれど、数字を見る限りそういうわけではなさそうだ。
なんだ、日本けっこう頑張ってるじゃん。
世界で見たら少ないからといって、
病床不足が解消するわけではないし、
緊急事態宣言が終息するわけではないし、
何も問題は解決するわけではない。
だけど、
感染の抑え込みに失敗しているとは、
強ち言い切れないとは 思う。(少なくとも世界レベルで見れば)
決して現実的ではないことをわかってて敢えて言葉にしてみるけれど、日本に住む人 すべてが 1か月ほど自宅に引きこもって誰とも会わずに生活すれば、感染は終息するんじゃないかと思う。
#いや、不可能なのは分かってるのですが。
もうこうなったら一人一人が出来ること をやるしかない状況なんだと思った。
例えば、ワクチン打てる人は打つ(打てない人は仕方がないけれど、好き嫌いを判断基準にはしない)とか、
毎日家に帰ったら、2割増し丁寧に手を洗うとか、
会社に着いたら、手を洗って、パソコンやデスク回りをアルコールで拭くとか、
極力 不特定多数の人が集まるところには行かないとか。
出来ないことまで無理は出来ないけれど、出来ることをやれるだけでもけっこう変わる気がする。
現在の政府の判断基準が「感染者数」にある以上、
症状の軽重は問題にならない。
だから、感染しない努力をしないといけないんだろうな。
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なんか、久々にまじめに書いてしまった。
マジメに書いていたら、楽観視していた自分がちょっと影を潜めてきて、もう少し頑張ろうと思った。
#だって早く何の制約もなく生活を楽しみたいから。
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