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大人の学びについて。

リスキリングとか、リカレント教育といったキーワードが頻繁に耳に入るようになってきた今日この頃。こういうニュースは何だかちょっと勇気をもらう。


相川七瀬さんと言えば、私の学生時代に第一線で活躍しまくっていた歌手として、同世代で知らない人はいないんじゃないか?というくらい有名な方だ。

最近は、あまりメディアで拝顔することがなくなっていたと思ったら、まさか大学生になられていたとは。

40歳を過ぎて、大検をとって、さらに大学に入学。しかもその間も仕事をしつつ、子育てをしつつという3足のわらじを履いて自己実現に取り組まれていたというのだから、そのタフさに驚かされる。


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40歳という年齢をどのように捉えるべきか。
人生100年時代と考えるならば、まだ前半戦。もう少ししたら折り返し。
社会人で言うと、20歳くらいから始まって、60歳過ぎまで続くととらえるならば、折り返し地点。
孔子に言わせれば、自分の生き方に対して迷いがなくなるお年頃。

そんな風に考えれば、自分の方向性が見えてきた中で、人生の後半戦に向けて投資であり仕込みをするタイミングとしては40代というのはある意味でベストタイミングなのかもしれない。


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私は普段キャリアコンサルタントとして活動をしている。
転職相談なんかを受けたときに、よくお伺いする質問がある。

「次の転職によって実現したいことや得たいことは何ですか?」

この答えはもちろん人によって異なる。
給与や待遇という方もいれば、仕事のやりがい、ワークライフバランスの改善、人間関係の改善、スキルアップ、経験、、、、etc,

私がお伺いした中では、20代くらいの方の方がスキルアップとか経験とか学びや自己成長に関する意識が高く、30代を過ぎてくると、バランスであったり、待遇というようなことを求める方が増えてくるように思う。

これは、個人的な価値基準ということもあるだろうし、ライフステージの変化などによって、自分以外の存在に価値を置いていることの表れかもしれない。


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三つ子の魂百までということわざが表すのは、幼いころの学びの重要性だけれど、六十の手習いという言葉があるように、新しいものごとを習い始めるのに年齢制限は存在しないし、遅すぎるということはない。


あと、こんな言葉もある。

是非の初心忘るべからず。
時々の初心忘るべからず。
老後の初心忘るべからず。

これは、物事に慣れてきたころに油断しないように初心を思い出しましょうということに加え、年齢に応じてふさわしい芸があり初心を持って学ぶことの重要性が説かれており、老後においても初めて取り組むような芸があり、学ぶことに終わりはないし、一生完成ということはない。そんな意味を持つ世阿弥の言葉です。


色々と歴史上の偉人達の言葉を引っ張り出してきましたが、要するに学ぶことに遅すぎることは無いし、いくつからでも新たに学びを始められるということですね。

投資対効果が最も高いのは、自己投資(学び、経験など)とも言われます。
さぁ、新たに何か学びたくなりましたか?


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