見出し画像

【趣味について】パワプロにハマりながら、キャリアとマネジメントについて考える

最近、ゲームにハマっている。ゲーマーと呼べるほど詳しくはないが、2年に一度くらい、ゲームにのめり込む時期がある。それが今だ。


私が今ハマっているのはパワプロ2016という5年ほど前に発売された野球ゲームだ。その中に含まれている「栄冠ナイン」というミニゲーム?にこのところガッツリとハマりこんでいるのだ。


栄冠ナインとは

47都道府県から好きな地域を選び、高校野球部の監督となり、部員への練習指示と試合での指示を行いながら、甲子園大会優勝(全国制覇)を目指すゲームである。


下記のように細かな設定がいくつもある。

・毎年4月に新入部員が入学してくる
・3年生は夏の大会が終わると引退する
・練習や試合によって能力が成長する
・野手の能力はミート、パワー、走力、肩力、守備、補球の6項目と特殊能力によって表される
・投手の能力は球速、コントロール、スタミナ、変化球(種類と変化量)、特殊能力と野手の6項目によって表される
・練習メニューは打撃系、走塁系、投手系、守備系、その他があり、関連する能力が成長しやすい
・入学当初から選手ごとに1つまたは2つのポジションか割り振られている
・練習によって新たなポジションに変更することができる
・ゲームの進行はスゴロクのようなボード(1マスが1日に対応)に沿って進める
・練習メニューと数字が書かれたカードが配られ、1ターンにつき1枚使用し、ゲームを進める
・カードは使用する度に自動的に補充される(学校のランクによってデッキに保持できるカードの枚数が異なる4枚〜8枚)
・学校のランクは弱小、そこそこ、中堅、強豪、名門の5ランクに分かれ、試合の勝敗によって変動する
・地方予選や甲子園大会、入学式や卒業式、定期試験は毎年決まった日付に実施される
・卒業生はプロ野球選手の他にサラリーマンやスカウトなどの職に就き、ランダムでボード上に現れる(卒業生がいるマスに止まるとイベントが発生する)
・試合に勝つとポイントが加算され、ポイントは5勝する毎にアイテムに変換できる
・アイテムは練習設備を充実させるもの、選手能力を上げるもの、選手の特殊能力を上げるものなどがある
・選手には能力の他に、やる気、テンション、練習効率、監督との信頼関係、スカウトからの評価というパラメータがセットされており、特定のイベントによって各パラメータが上下する(例、アイドルのサイン会が開かれてテンションが上がる など)
・全ての選手には性格がセットされており、性格ごとに上がりやすい能力などがある。また性格によって試合中に各選手が1度だけ使える特殊技能が異なる
・試合中はランナーが得点圏に出た際など、特定の条件を満たした際に打者または投手に対して個別の指示(流し打ちしろ、引っ張れ など)を出すことができる
・指示が成功するかどうかは、選手の能力、監督との信頼関係、相手チームの能力によって決まる(運の要素がある)
・選手の交代はコンピュータ側で自動的に行われる場合がある(監督の指示画面であれば好きなタイミングで変更できる)



とまぁ、他にも細かい設定はあるが、要するに

効率よく練習を指示して選手の能力を上げ、
選手の能力や性格(特殊技能)を踏まえて打順を決め、
試合の流れや状況に応じて適切な指示を出し、
ここぞというタイミングで特殊技能を使ったり選手の交代を行い、
試合の勝利(全国制覇)を目指す


というゲームである。


さて、なぜこのゲームにハマっているのか。
私にとっての1番大きな要素は「絶対に勝てる必勝法が存在しない」ということだろう。


このゲームには大きく運の要素が影響するところが4つある。
1、どのような能力の新入部員が入ってくるかランダム(能力やポジション、性格はほぼランダム)
2、どの練習指示カードが入ってくるかがランダム
3、試合の勝敗(最強レベルのチームが最弱レベルのチームに負けることもある)例 春のセンバツ勇者チームが夏の地方予選の1回戦で負けることもある
4、部員のテンション(ランダムでイベントが発生し、上下することがある)

チームを育てて、練習設備を充実させて、アイテムを上手く活用することで、勝率を上げることは出来る。


しかし、勝負は水物というか、勝ち負けまでは完全に攻略できない。

すなわち、全試合ドキドキするのである。(ドラクエでレベル80の勇者がスライムに倒されるかもしれないという状況と同じ?)


この辺が実際の高校野球を見ているかのような臨場感を演出しているのだろう。


さらに一年生として入学してきたところから、練習指示をして育てていくので、三年生の最後の大会などは、本当の教え子のような感覚を覚えてしまい感情移入してしまうのである。



私は中学、高校と野球部ではなくソフトテニス部に所属してしていた。当時は分からなかったが、監督はこのような気持ちだったのだろうか。


或いは新卒で入った会社を3年で退職したが、当時の上司はこんな感覚だったのだろうか。


環境を整えて、指示を出し、本番に挑ませて、結果のフィードバックをし、次のステップを目指す。周りがサポートすることで、成功率を上げることは出来るが、実際に上手くいくかどうかは本人の資質や努力による部分が大きいし、運もある。


結果はではなくプロセスが大事というのは、そういうことなんだな。


ちなみにこの栄冠ナインにおいて選手を成長させ勝率を上げるために非常に効果的なこと。

それは、出来るだけ沢山の試合に出すこと。練習試合でも本戦でもいいし、スタメンでも交代でもいいから、とにかく試合に出すこと。


本番から得られる経験値の大きさはゲームも現実も変わらないってことだな。


サポートありがとうございます!小躍りしながらキャリア・コーチング関連書籍の購入費に充てさせていただきます。