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エアコンの奥には未知の闇がある

6月も上旬を過ぎ、いよいよ蒸し暑くなってきた今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか?

私はと言いますと、
前々から気になっていた
エアコン掃除に着手しました。

業者に依頼することも検討したのですが、
以前、姉が実家のエアコンを掃除したと話していたのを思い出し、
自分でもトライしてみようと決意。


姉に相談したところ、
準備が必要だったのは1つだけ。

初めてのエアコン掃除の段取りはこんな感じ。

0. youtubeを見て予習する 

最近は便利な時代ですね。
大抵のものはyoutubeで見て学ぶことが出来ます。
我が家で使っているエアコンとほぼ同型と思われる機種で、
かつ、専門業者の方ではなく、恐らく一般の方の動画が見つかりました。
使用していた道具なども、普通のお掃除道具ばかりだったので、
追加費用もかからず、ラッキーでした。

1. コンセントを抜く

今回は内部まで洗浄するので、
故障防止と感電防止のためにコンセントを抜く。

エアコンに限らず、
機械類の手入れをするときは、
最初に必ず動かないようにすることが重要。
安全第一。

同時に、エアコン周りの家具を移動させます。


2. カバーやフィルター類を外す

外側のカバー、メッシュ状のフィルターと、
羽根?的なやつを外します。
ドライバーを使ってねじを外して外枠も取り外します。

この辺りで、あまりのホコリの量と、
そして、吹き出し口の奥に潜む、
”モンスター"の覇気に心が折られそうになりました。

そうです、黒カビです。。。
 ※文字にするのも気が引けるので、
 この文章内では”黒モス”と呼ばせて頂く。

今の家に引っ越して、5年目。
フィルター掃除は時々していたものの、
中を覗き込んだのは今回が初めて。

とはいえ、この黒モスさんを退治することが、
今回の目的なので、粛々と作業を進めていく。

3. 取り外したカバー、フィルター類の洗浄

取り外したカバーやフィルター類を風呂場に運び、
中性洗剤をシュッシュッとして、しばし放置。

汚れが浮き上がってきたところで、
ブラシを片手に、ゴシゴシ。ゴシゴシ。ゴシゴシ。
こちらもにも黒モスさんがいらっしゃったので、
念入りにゴシゴシする。ゴシゴシ。

ちなみにメッシュ状のフィルターは、
あまり力を加えすぎると、破れてしまうことがあるそうなので、
優しくゴシゴシする。

汚れが落ちたら、軽く水気をきって、
ベランダに移動して乾燥させる。


4. エアコン本体周りを養生する

本体周りに汚れが飛んでも大丈夫なように、
ゴミ袋と養生テープを使って、養生をする。

また本体の端(右側または左側)にある機械部分は、
水濡れすると故障の原因になるので、丁寧にカバーをかけておく。

また、吹き出し口から洗浄液が垂れてくるのを防ぐため、
ゴミ袋を三角形にした漏斗状のカバーをかけておく。
漏斗の先に、これまたゴミ袋で作ったパイプ?的なものを配し、
バケツに差し込んでおく。


※今回は、このまま作業しましたが、
 作業途中に養生の隙間から水滴が床に垂れてしまったので、
 エアコンの下などに新聞紙や雑巾などを
 敷いておくことを強くお勧めします。


5. 掃除機で大まかにホコリを吸う

本体周りのホコリの量にもよりますが、
ざっくりと掃除機をかけておくとよいでしょう。


6. 吹き出し口付近を洗浄する

さぁ、いよいよ黒モスさんとの対決の時です。
吹き出し口から内部の黒モスさんめがけて、
マイペット的な洗浄液をどんどん吹きかけていきます。

吹き出し口の奥にある、ローラーみたいになっているやつを
指で回転させながら全体にまんべんなく
マイペットをシュッシュッとしていきます。

一通りマイペットが完了したら、
ちょっと様子を見てみましょう。

吹き出し口からダラーっと黒モスさん達が流れ出てきます。
悪魔のヨダレです。

これを何度か繰り返し、
ある程度黒モスさんが浮足立ってきたところで、
ブラシ部隊を突入させ、ゴシゴシします。

この時、あまり力を入れすぎると、
黒モスさんの反撃をモロに顔面に喰らうことになるので要注意。

ゴシゴシ、シュッシュッ、ゴシゴシ、シュッシュッを
何度か繰り返します。

ある程度繰り返して、黒モスさんの姿が見えなくなってきたら、
ダイソーさんの加圧式霧吹きでプシューっと勢いよく流していきます。
※ここでも黒モスさんの最後の抵抗にあわないように要注意です。


水で流すと最初は茶色というか黒というか、
なんとも言えない色の謎液が流れ出てきます。
黒モスさんの悲鳴が聞こえるようです。

何度か水流しをして、時々ブラシでゴシゴシして、
流れ出てくる水が透明になったら、次のステップに進みます。


7. フィンの洗浄

黒モスさんとの戦いもいよいいよ大詰めです。
油断せずに頑張りましょう。

冒頭で紹介したエアコン専用洗浄スプレーを、
フィルター裏のフィン部分にプシューと吹きかけていきます。

姉から授かった注意点は2つです。
・スプレーをしっかり振ってから使用を開始すること。
・1台につき、1本使い切ること。(ケチってはいけない)

フィンの向きに合わせて、上から下へ、上から下へ、
天井付近で見えづらいけれど、本体上部も、シューシューっと。

だいたい2~3分くらいで、1本使い切れますので、
スプレーが無くなったら、10分ほど放置です。


8. 仕上げ 

スプレーしてから、10分程度経ったら、
養生を外していきます。

繰り返しですが、
黒モスさんが最後の爪痕を残そうと、
ここでも隙を狙っているので、最後まで油断大敵です。

いらぬところに飛沫が飛ばないように、
慎重にテープを外して、ビニールのカバーをゴミ袋に収めていきます。

最後に、細かい部分の汚れをふき取り、
ざっくり水分を拭き取ります。


9. 組み上げ&乾燥

この頃にはカバーもすっかり乾いているので、
取り込んで、組み上げていきます。
※吹き出し口の羽根だけは、
 いったん外したままにしておきます。

外枠、フィルター、カバーなどが取り付けられたら、
吹き出し口の全面をタオルで覆います。

そして、いよいよコンセントを差し込みます。
全ての準備が出来たら、エアコンの電源をON!

フルパワー暖房で、内部をしっかり乾燥させます。
ここまでくると、黒モスさんの姿はどこにも見えません。


10. 後片付け

エアコン下に水滴が落ちていないか確認し、
念のため、アルコール等でキレイに吹き上げます。

拭き上げに使ったペーパータオルや、
養生につかったテープや袋などを捨てます。

また、使用したバケツやブラシを綺麗に洗い、
最後に風呂場を掃除して、シャワーを浴びます。


風呂上りには、勝利の美酒で乾杯するのもよいでしょう。



あとがき

今回、初めてエアコン内部を洗浄しましたが、
全体で3時間くらいかかりました。

途中、黒モスさんに襲われそうになったり、
養生テープの隙間から流れ出す謎液の対応を迫られたり、
様々なトラブルがありましたが、
無事にきれいになり、夏場も快適に過ごせそうです。

掃除を開始する前に、
youtubeの動画を何本か見て、予習しましたが、
どの動画にもこのように書いてありました。
「自分でやったら壊れることあるから、自己責任でねー」
「業者に任せた方が安心よー」
と。

私も、そう思います。
けれど、ある程度までならば、自分でもやれなくはないとも思いました。
事実、掃除が終わった後も無事に動きましたし。

さて、明日は別室のもう1台に挑む・・・・。


おまけ

ちなみに室外機と室内機(本体と思っているやつ)の2つを合わせて
エアコンと呼ぶらしいです。
#どーでもいい!

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