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もしかしたら宿命解説【源頼朝編】⑩

こんにちは。
「もしかしたら宿命解説」頼朝編10回目です。

今回も勝手にこじつけて鑑定してみようと思います。

今回は、「運勢の総量」という観点から。

一人の人、ひとつの家族、ひとつの一族(家系)、ひとつの民族、ひとつの国、の運勢の総量は決まっている。とみなします。つまり、運勢は有限であるということです。

個人の宿命の運勢の総量を越える発展をする場合、どこかからその運勢をもらわないと(乱暴な言い方をすれば奪わないと、あるいは失わないと)その器(その宿命が持っている運勢の総量)を越えることはできません。人間であればどの人でも該当する。と算命学では伝えられています。

ですので、国家が発展する時は、その宿命の総量を越える場合は何かの犠牲の上に成り立ちますし、民族が反映する時もその民族の何かの犠牲が必要となりますし、個人が宿命の総量を越える場合は、家族の犠牲が必要となります。

残念ながらこれは回避できないようです。

この考え方は、宿命表を見なくても大体わかってきますので、その観点で源頼朝を観てみますと、たしかに頼朝の父、兄弟、子息たちは、ことごとくその人生を最後まで全うしていません。逆を言うとこういうのが時代を変える人物に現象として必ず現れるということになります。

その代償を、先に払うか後に払うか、という違いになります。

ざっと見渡すと、同じように幕府をひらいた足利尊氏も、徳川家康も、その代償はしっかり払っています。家康はこの陰陽五行論を熟知していた感が伺えますので、その上で江戸城や江戸幕府を開いたとみれば、そのあと300年続く時代を築けたのも頷けます。

頼朝とほぼ同時期の平家(その代表の平清盛)は、代償を払いながらも途中からは先に褒美の方をむさぼった結果、一族が落ちて行ったようにも見えます(驕る平家は久しからずですね)。

頼朝は結果として代償を払いましたが、最後の最後で自分に降りかかってきたように思えます。

その後を受け継いだ北条義時(大河ドラマの主人公)も、しっかりと代償を払って受け継いでいますので、たまたま受け身でその身を投じた義時は、しっかりと息子にその力を受け渡せ、その後100年は続く北条幕府を保てたのだと推測できます。

また、頼朝の宿命から見ますと、源氏の棟梁として最後の集大成を司る順番でありますので(これは秘伝を駆使しますのでここでは公開しませんが)、源氏の思いを見事に纏め上げたとも言えると思います。そして次からは時代が変わります。つまり頼朝は跡継ぎに恵まれない宿命でもあるのです。

この頼朝がつくり上げたものを違う形で誰かが受け取ります。

それを受け取ったのが北条義時。ということになったのでしょうね。

ちなみに頼朝は、女性が強い環境に身を置きながらその回りは男共に支えられやすい運勢の持ち主です。鎌倉殿の13人では、見事にその様子が描かれていてとっても面白いなと思いながらドラマ鑑賞しております。

運勢の総量の理屈を知っておくと、時代に名前を残す人物が誰なのか、ある程度予測がつきますね。

今回ははちょっとエグい話題となりました。

次回は頼朝公の後天運、中盤に触れて行こうと思います。

もしかしたら宿命解説も引き続きよろしくお願いします。

また、チラホラとご依頼を受けておりますが、鑑定依頼も承っております。

合わせて、ご自分で学ばれると、自分の生きている意味や、人が生まれてくる意味が理屈でわかってきますのでお勧めです。自分でよければ伝授させていただきますのでお気軽にお声掛けください。

香取大介

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