マイナンバーカードのこと
マイナンバーカード。一応、作っていますが。数字で管理されるとか、情報が筒抜けになるとか、それが真実かどうかは別としても、世の中にそういう心配をする人は少なくないわけです。ま、僕は「村」を作ろうとしているので、そうなると個人の情報管理とかどうでもよくなるし、大切なものでもなくなるから、たとえマイナンバーカードで管理されようが、どうでもいいと思っています。
マイナンバーカードで口座も紐づけられ、何をどこで買ったとかも筒抜けになり、悪い意味で管理されている、ということが起こり得る、という前提のもとで話しますが(実際、僕はそうは思わないけど)。そうなったところで、集団という単位で言えば、どうでもいいんです。集団になれば、個人を無収入にしても大丈夫ですから。これは、家族で考えたときに、お父さんが稼いで、お母さんは無収入でも、普通に暮らせるわけでしょう。それが100人になったと思えば、法人収入の現物支給にすれば良いだけのことで、個人は無収入でOKなわけです。
別に管理されるのが嫌だからそうする、というより、僕はそれが最も楽な生き方だと思うから、そうしたいわけですが。結果として、管理もされない、たとえマイナンバーカードとか、口座が筒抜けになっても、どうでも良くなるわけです。言い方を変えれば、現代では、お金を通すというやり方で管理するわけですから、お金を通さなければ管理できない。お金を通す必要があるのは「個人」だからで、しかもマルチに自給自足できる人は「個人」にはいないので、お金がかかるわけです。それを集団にすれば、お金のやり取りが激減する。
今後もまだまだ「個人社会」は続くでしょうし、その個人に対する社会保障も当然、あります。となると、個人としては貧乏だけど、生きていくのに問題が無いほどの「物」があるというのが、最も豊かになる。悪いけど、社会保障も豊かに受けられる状態になるわけです。お金が無ければ貧乏である、という「くくり方」しか、できないわけですから。そして人間関係があれば、見栄のために年収を高くする必要も無いわけで。やっぱり、村が最適解だなと思っているわけです。
さて、マイナンバーカードについて思うのは、そうやって個人の特定を番号にするのであれば、一方で現在の個人特定に使われている戸籍、氏名、住所などのアナログなものを廃止してほしいですよね。それぐらいの便利さがあっても良いと思う。名前なんて個人を特定するのに必要じゃなくなれば、適当に変えればいいじゃないですか。住所だって、ノマドワーカー的な人は現代でも多いわけですし。性別も、そう。全部、個人特定に必要無いんですから。ジェンダーとかの問題も、ちょっとはマシになるじゃないですか。
マイナンバーというのは「個人」の管理ですから、一方での、名前(苗字)とか性別とか住所という、いわば「集団管理」の情報がいらなくなるわけです。やっていることを見たら、国(とか世界)が行きたい未来というのは、そういう方向でしょう。もっとも、そこまではっきり思想的に考えているとも思えないので、雰囲気でやっているだけだと思いますが。ただ、理屈で言えば、名前とか住所とか性別は、マイナンバーという個人管理によって消え失せていく方向に行く。
その先に「自由な個人社会」があると思って、やっているわけです。僕は、そんなものあり得ないし、個人社会では大半の人間は幸せにならないので、集団回帰で村づくりをしますが。マイナンバーの一方で、コロナで県境をまたぐなとか、改名もいまだ厳しいし、ま、やっていることが集団なのか個人なのか、よく分からないわけです。でも世の中そんなものですよね。しっかりと方向づけて社会が一方向に向かっている方が危険とも言えるし。何をやっているんだか分からないぐらいの方が、平和ぽいです。またあした。
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