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「イスラエル軍のガザ地区における病院への攻撃報道」に感じる違和感

調査報道機関のbellingcatが、10月17日に空爆され500人が犠牲になったと報道されている、パレスチナのガザ地区の病院を撮影した衛星画像の解析結果をツイートしている。https://twitter.com/bellingcat/status/1714661157812715915

それによると爆発の痕跡は病院の建物ではなく病院の駐車場。それも痕跡の規模はそれほど大きく無いと報告されている。bellingcatは欧米系の組織だが情報戦の為のプロパガンダを流す事は無く、この報告は信じて良いだろう。

だとすると、この病院の爆発はイスラエル軍の主張する通りハマスと同根のゲリラ側のミサイル発射失敗による可能性が高い。もしもイスラエル軍の空爆だったらもっと規模が大きい可能性が高い。とすると、500人死亡の情報はハマスのプロパガンダと言うことになる。

この500人死亡の情報により、予定されていたバイデン米大統領とアッパス議長などイスラム側要人との会談が延期されて、停戦への努力が阻害されている。ハマスとしては紛争継続が狙いかもしれない。

その後、世界中のパレスチナ支持派がこの病院への攻撃を、イスラエル軍による爆撃と断定し抗議活動が広がってしまった。一方イスラエル軍もガザへの攻撃を続け、もはやこの一事を取り上げても意味のない状態になってしまった。

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