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日記: 2024/02/06 沈丁花のつぼみ

暦の上では春になったが、自分が住んでいる地域では昨日は大雪が降った。今日は朝から雨が降っていた。屋根に積もった雪が次第に溶けていく様子を、結露した窓を開けて眺める。気温が上がって雪が雨に変わってくれてよかった。今日は夜ご飯を友人と食べる予定だったので、どうしても雪は止んでほしかったし溶けてほしかった。雨が降る様子をみてこんなに安心したのはいつぶりだろうか。
お昼には昨晩の残りの参鶏湯を食べた。翌日の昼は前日の夜ご飯の残りを食べがちだ。最近は家事に対するモチベーションが下がっているので、一石二鳥みたいな楽ができる夜ご飯を作ったり、料理を作らないようにしたりしている。
午後はAmazonプライムビデオで、ドラマのアンナチュラルを観た。家にテレビがないので、ようやく観れた。1話目は流行病に近い話でびっくりした。これ本当に2018年のドラマなんだよね、と思いながら観た。(あ、まだアンナチュラルを観ていない人にはネタバレの話になってしまう…)
アンナチュラルを観ていたら友達との約束の時間が迫っていた。急いで支度をして出かけた。
駅まで歩いていると、軒先に植えられた沈丁花の花の蕾が膨らんでいるのを目にした。雪がどっさりと降ったが、植物はちゃんと春を感じていて、季節が進んでいることに気がついた。もうすぐ冷たい(今年は比較的あたたかい)冬が終わって春が来る。それを告げるような沈丁花の甘い香りを思い出すと、とても嬉しくなった。駅ビルに入っている花屋の店頭にはミモザが出ていて、やっぱり春が来ているなと確信する。春の予感ほど嬉しいものはないと思っている。
友達と夜ご飯を食べ、会話に花を咲かせる。話し足りなかった私たちは夜遅くまで適当なカフェで話を続けた。私は春の予感に浮かれていたのだと思う。

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