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手のひらであたたかな生き物が眠っている 私もだんだん眠たくなる そろそろお家に帰ろう? …
癖毛の髪をふわふわさせながら くゆらす煙草 黒縁眼鏡にかかる煙 祖父も同じものを吸っていた…
疲れていると何も書く気が起きない 人混みの中を歩き回って 文章になりそうな言葉を探す あ…
君からのメッセージを何度も見返す 返信が来るたび心が躍る 会いたい、大好き、次はいつ 君か…
映画を一緒に観るのは何年振りかしら あのローストビーフサンドイッチを覚えている? 困り顔…
連れて行ってもらったお店がとても素敵だったのに名前は忘れてしまったの 日本酒が飲みたいと…
覚悟なんてこれっぽっちもなかった 現状から逃げ出したくて 大きなこと言って誤魔化した 自分の声できっと世界が変わると思っていた 自分の紡ぐ言葉で変わると思っていた そんな青い世界が変わると思っていた 自分がちっぽけな存在だって あやふやなビートが気づかせた 形のない希望にすがって手放せなかった 偽物の幸せを手放した 君は、まだ、歌っているか? /かとうなみさ
冷たい風が暖かな光を纏う 甘く沈丁花が香る頃 渡りは近いとツグミが告げる 肩を並べて歩く二…