フィナンシェトークン(FNCT)コインチェックの注意点 時価総額より計算

 2023年2月21日より仮想通貨取引所コインチェックよりIEO(Initial Exchange Offering)が始まった。受付は3/7まで実施しており、抽選が3/7に始まる。その後3/8〜3/9に投じた投資金と抽選に通ったトークン数に応じてトークンの配布がなされる。取引ができるのは3/16からロックなしで割当数のトークンすべてが一斉開放される。

 ここで注目したいことはFNCTのIEOでの配布数は26億枚(総発行枚数200億枚)であり世界的に有名なBAR(バルセロナ)やLAZIO(ラツィオ)などにイニシャルオファリングですでに時価総額で迫っている点である。他のファントークンは発行数自体が少ないので本当のファンが持っている可能性が高い(ともに世界的にトップに入るようなファン数を抱えるチームである)。

FNCTは発行数が多いということは投機目的で買っているファンでもなんでもない人が価格が上がった時点で売り抜ける可能性が高く売り圧が大きいと思っています。

 ファントークン市場自体はまだその価値を発揮できていない土壌にあると筆者は思っています。たとえばトークンをたくさん持っていると優先的にチケットがとれたり、良い席がとれたり、選手からのサイン入りボール、ユニフォームの贈呈やチームの選手やチームスタッフとのふれあいの場の参加などこれから価値が作られていくところだと思っているので、まだまだ開発途中だと思っています。(勉強不足かもしれません)

 結論からいうと上場の時点ですでに時価総額は有名チームに近いところにきており、上場直後の上げ以外に上昇は難しそうだということです。仮にLazioで計算した場合は3.6倍の価格(1.48円)まであげると時価総額は同額程度となります。一時はLazioを越える時価総額になるかもしれませんが熱が冷めれば時価総額は徐々にFAME MMA(朝倉未来選手で有名)に近くなるのではないかと予測している。(発行数なども違うので比べるのは難しいです)
 他にもBTC、ETH、SANDなど有名な仮想通貨の時価総額を載せておきますので参考にしてほしいですがこの3つの有名タイトルを抜くことはまずないと思ってほしいです。特にBTC、ETHを抜くことはまずないです。

 ワンチャンで100倍まで上がるとSANDに迫る勢いにはなりますが、さすがにファントークンの枠組みを越えるほどの過大評価かと。あと提携しているチームがファンの方には大変申し訳ないですが、バルセロナなどに比べるとかなり質が劣るというか日本でもファンの数が少ないようなチームだと思うのでなかなか価格を常に上げていくのは厳しいかと思っています。
 少々、辛口かもしれませんがあまり大きな期待をせずに着実に3〜5倍になることがあったら原資確保は重要だと思っています。それと気をつけないと行けないのは買付、売却ともに8%ものとても大きな手数料がかかるので、ここも計算にいれておかないと損失を被ることになります。損益分岐点は0.48円/トークンなのでここを超えたら利確をすることと、この価格よりも下回った場合の損失の許容を考えておくことが大事だと思っています。
 少額ですが私も参加する予定なので大きく価格を上げてくれることを期待していますがこの記事で利確目標の参考になり、FNCTのIEOもしくはセカンダリに参加した方がうまく利益をとれることを祈っています。
 ここまで読んでいただいてありがとうございました。

仮想通貨時価総額と対ファントークンによるFNCTの位置づけ参考

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