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note小説 三十路のオレ、がん患者   第8回 手術

手術の朝。

ドキドキして眠れないのかと思ったら隣のベッドの奴のイビキで眠れなかった。
大事な日の前夜がどこのどいつかもわからない奴のイビキで睡眠妨害をされるとは。

布一枚でしか仕切ってないと、こうなる。
当たり外れで言えば、完全に外れ。

何となくボワーンと目が覚めた。
会社員してた時と同じだ。

そのせいか緊張を全然してない。
もっとガチガチになると思っていた。

考えてみれば麻酔をされ意識を失っている間に手術が行われるので、緊張も何もない。


ツルツルの股間のままで手術室に行く事になる。
ノーパンで移動だ。

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