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note小説 三十路のオレ、がん患者   第24回 しびれが悪化

9月になっても暑い。

もう猛暑しか来ないのではないだろうか。

昔から地球温暖化なんて言われていたが、いよいよ話だけでは済まない段階なのか。

最近では10月まで半袖でいたりする。

日本から四季がなくなるのも時間の問題なのかもしれない。


今のもっと問題なのは「しびれ」だ。

治療を続けているものの気分的にかなり辛くなって来た。

点滴をして痺れているのに帰りに薬局に立ち寄りゼローダを処方してもらってから帰宅するのは辛い。
手が痺れていて財布から小銭を出すのも一苦労だ。

飲み薬を飲むと言う事が事前にわかっているのだから多めに処方してもらった方が楽だが、そういう運営ではないのだろう。


点滴をする前に血液検査をする。
白血球などの数値を見て主治医が今日は点滴ができるか否かを判断する。

つまり、今回が治療できても次回ができる保証はない。

だからゼローダも複数回分は処方しないのだろう。


しびれが引くのが遅くなって来ている。

そして強くなって来ている。

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