【福祉用具専門相談員】新規のご紹介をいただくために一旦整理しましょう。

新規のご紹介をいただくためにはやみくもに営業していては難しいです。
一旦どのような利用者様が福祉用具が必要で貸与事業所に仕事を依頼されるのか整理しましょう。

①軽度の方(支援1~介護1)
状態としては加齢やひざ痛、関節リウマチなどがあり、手すりが必要であったり歩行に杖や歩行器が必要な方になります。

②中重度の方(介護1~介護2)
状態としては転倒されて痛みがあって歩けない方や脳梗塞後遺症など病気により制限がある方がイメージされます。

③重度の方(介護3以上)
状態としては寝たきりや認知症になります。

④入院中の方で退院のために家屋調査を行う方
自宅の環境によってレンタルや販売、住宅改修工事と一度に何種類かのサービスが入るケースがあります。

⑤住宅改修工事や介護リフォーム工事のみの方
自宅の環境に不安になって市町村に相談したのちに包括支援センターを進められ、そこで自宅の手すり工事などを相談されます。

⑥電動カートを借りたい方
電動カートを借りたい方は一定数みえます。「電動カートをかりたい」と利用者様からの発案も多いため、電動カートレンタルを得意とする業者さんはお客さんから直接ご依頼いただくことも多いです。

⑦介護保険サービスは使わず1本杖や靴などを購入したい
介護認定を受けているが必要なサービスがなく1本杖や靴の購入をしたいと考えている方です。うまく繋がればその先で介護保険サービスにつながることもあります。

このように大まかに分けると①から⑦まであると思っています。
やみくもに勉強したり、営業するのではなくて、このような方を想定すると、勉強する内容もより目的をもってすることができますし、営業もただ「仕事ください」ではなくて、利用者様のことを思い浮かべてお話しすることができます。

これらを獲得するための個人スキルは
スピード
②医療、福祉全般の知識
③申請業務のやり方の理解
④工事関係の大まかな知識
⑤利用者様とのやりとり
⑥ケアマネさんや包括さんへの思いやりや仕事の理解
⑦室内・屋外すべてのシーンで環境を整えるための高い専門知識

事務所の対応は
①価格
②サービス
③商品ラインナップ
④電話対応や事務員の質
⑤モニタリングの充実

が必要になってきます。

ぜひ一度見直してみましょう。

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