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孤独

2020年初旬
世界が変わった。
突然に。

ただでさえ人との繋がりが
薄く、狭くなっているこの時代に

畳み掛けるような、世界の急変。
私はいま、あなたを心配している。

どんなに薄く、狭くても
これまであなたにあった繋がり。

それは、画面越しではなく
指先で打ち込んだ活字ではなく

少なからず
声、というぬくもりと
表情、という温度を感じられたものだった。

自分でも気づかない間に
「繋がり」を得ていたのだ。

あなたがいま、家族と住んでいても
あなたがいま、一人暮らしでも
変化は少なからずあったはず。

これまであった人の温もり
それを直に感じることが減った先には
必ず「孤独」がある。

人は、人との繋がりを持つために生きている。
その中で得られる喜怒哀楽を、知りたくて生まれてくるらしい。

だから、私はあなたを心配している。

真面目で優しい人ほど
孤独を感じたさらに先で
「自分の価値」を問うてしまう。

誰にも必要とされない気がして
生きている意味があるのか、と考え始める。

いま、自分がここで死んでも
誰も気にしないんじゃないか

真面目な人ほど。
そこまで考える。

だから、その前に
お願いしたいことがある。

どうか、誰かのために生きることを
いまこの瞬間から、手放してみませんか?

「何を言ってるんだ、人の役に立たない人生なんて意味がないだろう」
そう思うかもしれません。

でもね、あなたの人生は、あなたが選んでいいんです。

誰かのために、キチンとしていなければいけなかった時間を
“何もしない時間”として過ごしてもいい

仕事のために、学び続けてきた時間を
“ゲームの時間”に使っていい

たくさん寝て
時にはお風呂をサボって
1日20時間ベッドにいてもいい

何もしていない日に
ちょっとリッチな出前を取ってもいい

そうやって「自分が喜ぶ時間」を過ごしてみて欲しいんです。

最初は抵抗があるかもしれない。
こんなこと、やっちゃいけないって思うかもしれない。

でもね、本当の孤独って
『自分をないがしろにすること』じゃないですか?

あなたは、誰かのためのボロ雑巾になるために生まれてきましたか?
きっと「それは違う」と思うはず。
「本当は幸せに生きたい」と思っているはず。

いま、自分のために生きる人生に
“許可を出してあげてください”

「自分のために生きていいよ」
と、自分を抱きしめてください。

そうするとね、これまであった繋がりが
この先しばらく取り戻せなくても

あなたは孤独ではなくなります。
「自分」という最高のパートナーを
得ることができるからね。

いつもいつも
「自分」というパートナーに
「与えてあげる」ことを考えるようになるから。

そうしたらね、この急変した世界も
悪くないって思えるよ。

あなたは、あなたのために生きていい。
だらしないあなたも、素敵よ。

そんな自分を、「しょうもないな〜、でも最高!」って
笑ってみてね。

では、今夜も素敵な夜を🌕

TSUKI PRODUCTION
シンガー Haruka.K



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