KATETEのDIY部 カウンターを作るの巻
大分県にあるコワーキングスペース”KATETE"です!
KATETEとは?
近年、コワーキングスペースはどんどん増えて、フリーランスや起業家の方などは、オフィスを持たなくても働きやすい環境が整ってきましたね。
KATETE(カテテ)は大分弁で「仲間に入る」という意味です。
子供たちが遊びの仲間に入れて欲しい時に「カーテーテ!」と言ったりします。
クリエィティブな方々、独立起業、フリーランス、といった
スタートアップの方々、そんな感度の高い人たちがつながって、広がっていく、ワクワクがうまれる、そんな場所にしたい、という思いを込めています。
そんなKATETEの内装はこんな感じ。
広いイベントスペースになっていて、撮影のスタジオとして、イベント会場としても利用できるのです!
カウンターバースペースはカフェやバーなどの飲食利用に!
大きな白い壁は、特大スクリーンや撮影の背景としても大活躍します。
KATETE DIY部
そんな様々な利用方ができるKATETEですが、この中のインテリア、
実は手作りDIYのものが多いんです!!
テーブルや椅子、パーテーションなど、北欧風なイメージで木を基調にDIYをしてきました。
このKATETEのDIYをお手伝いしてくれるメンバーも数名おり、「KATETE DIY部!!」と呼んでいます。
そんな中、また新たにDIYをスタートすることに決めました!
次に作るのは・・・
カウンターテーブルです!!
DIYの過程って、設計を考えて採寸して、必要な資材を揃えて、実際に作り始めるまでにも結構過程がありますよね。
最近はDIYも一般的になってきましたし、自分で安く作れるDIYの貴重な過程をこの記事ではシリーズで残していきたいと思います。
さて、今回作る完成形のカウンターテーブルはこちら!!
【サイズ】
高さ 1010
奥行き 440
横幅 1810
このカウンターを5台作る予定ですが、まずは試作として1台目を作ります!
まずはカウンターの骨組みの設計から。
通常、木だけで作る場合は、枠組みを最初に木で作ります。
ですが、今回は枠組みをアイアンでかっこよくしたい!!
しかし、さすがに溶接まで自分でやる技術は持ち合わせていません。。
そこで今回は大分のアイアン職人!「OOMAE IRON WORKS」の大前さんに
アイアンの枠組み作りを手伝っていただきました!!
OOMAE IRON WORKSさんは、古い家具のリメイクや廃材から新しいおしゃれな家具を作り出すスペシャリストなんです!
今回のカウンター作りも木だけで作るより、アイアンを入れたほうがかっこよくスタイリッシュになりますし、何より強度が上がりますので、大前さんに相談しました。
それで作っていただいたのがこれ!!
スタンディングミーティングもしやすい1010mmという高さで黒のかっこいいフレームが出来上がりました!
このフレームに合わせて材料の木を調達していきます。
今回必要な木は
①1810 × 900 1枚
②1810 × 440 1枚
③900 × 440 2枚
④天板 2000 × 600
その他
・キャスター6個
・黒いネジ
今回天板以外の板はOSBボードを使用しました。
OSBボードの柄が、シンプルなKATETEのスペースに一味スパイスを加えてくれるような感じで、とても気に入ったので!
そして可動式のカウンターにしたいので、下にキャスターを6個つけようと思いキャスターも買いました。
さあ!DIY開始です!
まずは一番大きな面(表面)の1810×900と下の1810×440のOSBボードを取り付けていきます。
作業風景のタイムラプスはこちら↓↓
すでにぴったりのサイズにホームセンターでカットしてもらっているので、
釘を打たなくてもアイアンフレームにぴったりはまりました。
側面のOSBボードも取り付けたら、インパクトで黒ネジを打っていきます。
前はインパクトもほぼ使ったことのなかった私が、少しは様になってきました!(笑)上から下に打つだけではなくて、横から、下から打つこともあるので、本当に腕と肩の筋肉を使います。
いい筋トレになりますね(笑)
全部の面に釘を打ち終わったら、下面にキャスターを釘で打ち付けます。
キャスターは4隅だけでいいと思っていたのですが、2000の長さのカウンターとなると、真ん中にかかる負荷がやはり心配になりました。
真ん中にもキャスターをつけることで、真ん中への負荷が少し軽減されるので取り付けた方がいいと思います!
さあ!最後に天板の取り付けです!
天板はカフェ板と言われる板を3枚並べて使います。
カフェ板は、片方の側面がこのように凸になっています。
そして反対側の側面はこのように凹んでいます。
このふたつの凸凹を組み合わせてひとつの天板にすると、とても雰囲気の良い天板になるんですね〜!
でもこの天板を打ち付けるのが、もう大変。。。
このように、変な体制で真上に向かって力を入れてインパクトを打ち込んでいくので、かなーーーりの力がいります!
これは女性には少しキツイ作業かもしれませんが、私は負けませんよ。(燃)
これが打ち終われば、、
完成でーす!!
スタンディングでも使いやすく、座っても作業できる、とても使いやすいカウンターになりました!
木でフレームを作らなかった分、かなり手間が省けましたし、強度も上がって、見た目もかっこいい!という良いこと尽くめのアイアン。
今回このアイアンフレームにとても助けられて、試作品もとても気に入りましたので、これから作る4つのカウンターもアイアンで作ることに決定!!
試作の反省点
今回の試作を作ってみて気づいたことは、3つあります!
まず一つ目は、バランスが強度にとても影響するということ。
このように中を空洞にして、収納ができるようにしているので、片方の側面が空いています。
OSBボードがある側面は強度が高いのですが、1面だけOSBボードがないので、その方向の天板に力をかけると「ミシミシっ」と少し心配な音がしました。
すごい力を入れる場所ではないので大丈夫だと思いますが、心配なので、この開いているほうの天板はもう少しビス留めを追加することを検討しています。
片方だけ板がない、留め具がないなどは、強度が十分にあるかのチェックと、補強を考えたほうが良いですね!
2つめは、OSBボードにビスを打つ時は、打ち付けすぎないこと!
私のようなまだまだDIY初心者は、ビスを打ち付ける時勢い余って、深く打ち付けすぎて「ガガガガガ!!」とすごい音が鳴り響きますね。
OSBボードはつぎはぎになっている分とてももろいのです。
私のように強く打ち付けすぎると、ボードが割れてしまうことがあるようです。
OSBボードにビスを打つ時はそれを考えて、優しく優しく打ち込む様に意識した方がいいですね。
そして3つ目!!
これが一番大事。
DIYの一連の流れはとても数学的な頭脳を使うということ。
そしてこの工程が、KATETE(アイモット株式会社)のメイン事業である映像制作にもとても繋がっているということ。
高さを合計1010にしたい場合に、単純に1010の板で作ればいいわけではないですね。上に乗る天板の厚さやキャスターの高さ、つなぎ目の板の厚さなどの、色々なものをすべて含めて合計1010になるように計算しなくてはいけません。(そんなの当たり前ですけどね笑)
そして、この工程を考えていく時に逆算を使うんです!
最終的にこうしたいから、ここから何センチ引いて、、、
みたいな計算をしていくのです。
これが人生にも通じるな〜なんて考えていました。
なりたい自分、目標とする自分がいる。
そして今の自分とのギャップを見極める。
そこに至るまではどうするのがいいかを考えて実行する。
本当シンプルですね!
映像制作もです。
こういう映像を作りたいと思うから、それに必要な画を撮影する。
必要な画に気づく完成を養うために、スキルや目を養う。
言えば、何にでも同じことが言えるのかもしれませんね。
そんなことを考えながらDIYで汗を流すKATETE DIY部。
今度は追加のカウンター4つを作って全部出来上がったレイアウトをまた記事にしようと思います!
今月は特にDIY月間で、色々なものを作っていく予定ですので、またその過程を共有したいと思います。
是非チェックしてくださいね!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?