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夢を語ろう!朝カテ#08 〜 学生起業を目指す大学生の奮闘劇〜



大分県大分市にあるコワーキング&イベントスペース「KATETE」(カテテ)です。

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週初めの月曜日はなんだか気が重くなりますよね。

そんな月曜日の憂鬱な朝を、「楽しみで仕方ない月曜日の朝!」に変えようと始めた朝活。


題して「朝カテ」


今回は第8回の備忘録(日誌)を残していきます。


(※以下、本人の承諾を得て朝カテの記事を公開させていただいております。夢を語る、大切な会です。本人の承諾なく内容を公開することはありませんので、ご安心して会にご参加ください。)






#8のメイントピッカーは誰だ !?


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今回は大分大学の現役大学生、寺本さんがメイントピッカーです!



なぜ普通の大学生がトピッカーなのかって?



彼は普通の大学生ではありません!!



寺本さんは、現在、大分県別府市にある、元旅館だった施設(現在は社員寮)の空き部屋を活用して、起業を目指す若者専用のコンセプト型シェアハウスで起業をしようと奮闘している大学生なのです。




その名も・・・



トキワ荘ならぬ・・・  SEKIYA.so(せきやそう)

せきやそう




SEKIYA.soとは?



全国でも、近年コンセプト型シェアハウスは増えてきておりますが、

何しろこのSEKIYA.so 日本一の温泉湧出量を誇る別府温泉の旅館跡地なので、


源泉掛け流しの温泉大浴場付きシェアハウスです!!

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全国でも天然温泉のシェアハウスなんて、聞いたことがないですよね。
これは元温泉旅館ならではの強みです!

そして、温泉と起業はとても親和性の高いものだと思います。

お風呂に入ってリラックスしている時に、良いアイデアが浮かんできたりしませんか?

温泉に浸かって、リラックスして、同じ起業を目指す仲間達といつも意見を出し合いながら、同じ釜の飯を食う。

最高の環境です!



約5名から10名程度までの人数が居住可能で、旅館のお部屋が自分の個室となります。(各部屋トイレ、洗面所付き)



そして、旅館ならではの大きな厨房!これを自由に使えるのはすごいメリットです!!

厨房


この広い厨房があれば、飲食関係の起業を目指す人には相当なアドバンテージになるのではないでしょうか!



また、30名ほど収容できる大広間や、談話スペースもあるので、部屋にこもらずに、入居者同士がコミュニケーションをとったり、作戦を練ったり、時にはイベントも開けるくらいのスペースが売りです。


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大広間



寺本さん自身が起業したいと思っていましたが、起業アイデアがないままで困っていました。

そんなことを相談できる同世代の仲間もいませんでした。


そんな中、



「じゃあ、起業したいと思っている若者が集まって、いつでも相談やコラボレーションをしながら、起業に向けて邁進できる環境を自分で作ればいいじゃん!」



と、考えついたのが、SEKIYA.soでした。







なぜ起業したいと思ったのか?


もともと起業がしたいなんて思ったこともなかった寺本さん。
何がきっかけで、現在の学生起業を目指すまでになったのでしょうか?



寺本さんは10歳の頃から高校までずっと野球少年だったそうです。

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お父さんがスパルタ精神の持ち主で、毎朝5時から早朝練習。
バドミントンの羽を投げられ、それをバットで打つ練習をひたすらしたそうです。



そのまま中学、高校と野球を続けていきますが、高校は野球の名門校に進学したため、全寮制。100名以上の野球部員の中で、1日のほとんどの時間を練習に費やすほどの野球留学のような生活だったそうです。




高校3年生、きつい野球部人生が終わり、いざ受験となった時、

寺本さんは、ふと思ったそうです。






僕には、野球以外何があるんだ?






野球に人生を捧げたといっても過言ではない青春時代。

いざ、部活を卒業してしまうと、野球以外にできることがあるのか、とても不安になったそうです。




そこで、大学へ進学したら、野球以外の何かをやり遂げたいと思っていました。




大分大学に進学してからも、まだ何がやりたいのか分からずに大学生活を送り、「自分は野球で養った強い体と精神だけが売りだから、消防士にでもなって世の中のために働こうかな」と漠然と思っていたそうです。




でも、大学2年生の時に、気づくのです。





野球の世界しか知らないのは、もったいない。もっと外の世界を見てみたい。






ここで、寺本さんは、思い切って1年間の台湾留学を決意します。



僕の強みは「フッ軽(ふっかる)」なところなんです

※「フッ軽(ふっかる)」=フットワークが軽い



”フッ軽”な寺本さんは、英語も中国語も全く話せないのに、なんとなく興味があった台湾への留学を決めてしまいます。



台湾に留学して、0からの中国語、英語勉強の日々。

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私も(筆者)も留学経験者なのでわかりますが、
自分がうまく話せないことを現地で体感すると、基本一度は心が折れます(泣)



でも寺本さんは違いました。



寺本さんは、自分の能力が低いこと、周りよりもできないことに対して、
やってやろう!と燃えてしまうタイプ
なのだとか。


留学中も、他の人よりしゃべれないことで余計にやる気になり、相当頑張って勉強されたそうです。




1年間の台湾留学を経て、まだ足りないと感じ、そのままフィリピンセブ留学へも行きました。



この2年間で、中国語と英語をマスターし、今では流暢な英語でプレゼンをしたり、セブの会社から委託されたマーケティングの仕事をオンラインでさせてもらっていたりと、大学生の傍ら、グローバルに活躍をしています。




寺本さんは、セブ留学中に、現地のマーケティングベンチャー企業の仕事をさせてもらうことができ、様々な起業家の方や、事業に出会い、自分も起業して自分のビジネスをするということに興味を持ち始めました。



セブで働いていた会社はIT企業だったのですが、仕事が終わると、同じくITで起業したいと思っている仲間たちが、夕食を食べながら一緒にホームページを作ってみたり、プログラミングを勉強したりしていたそうです。

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全く違う国、言語、バックグラウンドの人たちなのに、やりたいことが同じなだけで、ここまで繋がることができるんだ!!



寺本さんはとても感動したそうです。




もちろん世の中を進化させるITサービスを作ることも大事ですが、
寺本さんは、


「やりたいことが同じ人の集合体はとても強い」



ここに着目したビジネスを作ろうとしました。



それがSEKIYA.soなのです!







寺本さんを起業へと導いてくれた仲間たち



寺本さんが、このSEKIYA.soのアイデアで起業しようと思えたのには、実は周りの助けがあったのです。



それは「おおいたイノベーターズコレジオ」という、イノベーター養成オンラインセミナーへの参加がきっかけでした。

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ちなみにこのPR動画は私が作りました!(宣伝)



このセミナーでは、5〜6名で1チームとなり、自分たちが事業化したいテーマを決め、実際の事業化に向けて様々な実証実験を行なっていくというプログラムでした。



ここで出会ったチームメンバーの中に、まさにSEKIYA.soを運営されている社長がいらっしゃり、空いている部屋の活用をしていいよ!と快く申し出てくださいました。



この申し出がなければ、おそらく現在の形にはなっていなかったかもしれません。


また、旅行業界や航空業界、観光アドバイザーなどの大人たちからも、たくさんアドバイスをいただきながら、寺本さんが実現したい事業をどんどんブラッシュアップしていったのです。


事業を実現させるために必要な人を紹介してもらったり、実際にお会いしたり。


周りの大人たちが、寺本さんの夢に共感し、寺本さんの頑張り、行動力を評価し、自分たちも何か協力してあげたい!と思い、巻き込んでいったのです!



大学生がわかることには限界がありますが、アドバイスをくれる経験豊富な大人たちが周りにたくさんいることで、寺本さんは実際に起業に向けて一歩を踏み出すことができました。






寺本さんの今後の目標は?


まわりの大人達を巻き込みながら動き出した寺本さん。

次のステップは、実際に2021年中にSEKIYA.soをオープンさせることだそうです。



実際の初期投資費用を算出し、クラウドファンディングを立ち上げようと準備を進めているそうです。


そして、入居のためのハード面の整備を行なった後に、実際に入居者募集を開始し、サポートしてくださる県内サポート企業様を探す営業なども今後視野に入れていくそうです。



徐々に具体的な動きになってきているので、今後、朝カテでも寺本さんの事業を追っていきたいですし、SEKIYA.soの事業を応援していこうと思っています!



さて、次はどんなイノベーターがお話ししてくれるのでしょうか!?

また次回の朝カテnoteをお楽しみに!


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