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読んだことを忘れたくない あるいは読み返したくなるはずのお話

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活字の海を波乗り中に見つけたお気に入りの記事を残しておく自分用の文集。本棚の片隅に並べて、その背表紙を眺めているだけで申しぶんのない時を過ごせるような小さな出会いの積み重ね。
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人生のギアチェンジ

「50歳誕生日までに」を目標に、4月中旬からスタートさせた求職活動だった。誕生日を越えた今、急ぐ理由がなくなったので、ゆっくりじっくりと考えて仕事探しを進めるように方向転換して過ごしている。 派遣会社の求人をチェックしつつ、コーディネーターから時々かかってくる紹介の話を聞きつつ。機会を広げるために登録サイトからエントリーは気軽にしても、その次の社内選考と紹介の段階では、よく話を聞いて考えてから慎重に進めるように方向転換した。特に、応募する企業の社員の年齢層や、派遣スタッフに

すべてのライター・編集者必読の書

すんごい本が出ました。 おとといAmazonでポチって、昨日の午前中に届いて、さっそく読み始めたものの、冒頭の数ページで惹きこまれて徹夜で読み切った小説のような勢いで、476ページを1日で読み終えた。 それが、この本。 世界的ベストセラー『嫌われる勇気』のライターで知られる古賀史健さんが、3年がかりで書かれた新刊『取材・執筆・推敲――書く人の教科書』です。 昨日は昭和の日で祝日でした。 1日中雨が降っていたので、ちょうどいい「積ん読デー」ということで「よし、今日は読

「書く人」から「つくる人」へ。古賀史健さんのライター講座で学んだこと。

3月11日(木)20:00から、YouTubeで『「書く人」から「つくる人」へ。古賀史健さんによるライター講座』と題して、「嫌われる勇気」の共著者である古賀史健さんの講座がライブ配信されました。 「ライターとは何か?」という問いかけから始まり、最後の質疑応答まで、古賀さんが終始ゆっくり丁寧に解説くださったのがとても印象的でした。 「ちょっと、レジュメ確認しますね」と、たまに照れ笑いでカンペを見に行く古賀さんの姿がちょっと面白くて、親近感を勝手に感じつつ、107分のセッショ