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トリシュナーの声 No.14

一瞬の気の迷いに近い




ちょっとしたゲーム感覚で
始めたナンパ




通りかかった君の見た目は
俺の好みにあったから




俺より小さくて
いじりやすい少し長めの垢抜けた髪
流行にそこそこあった服装




そんな目でわかる程度の基準




それくらいの情報から
行く手を阻むように
連絡を交換して
食事して




純粋な君は
けして気を許さない




いままでのようにはいかないことが
もっと
愛しく感じるのだと
初めて知ったんだ




俺は
愛を知った




君にも
俺の
愛を知ってほしい

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