![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/29788359/rectangle_large_type_2_2ee5aa23cc433d3b93aa554d86988d99.jpg?width=800)
「カマイメーロンの花束を」の紹介話
禍福は糾える縄の如しということわざどおり人の人生いくつも良いこと悪いこと繰り返し混ざり合って味を為していきます、たぶん今の僕は良い時なのだろうと思います。むしろ良い時を経験があまりないので振り回されている気さえするこの頃。
紆余曲折有りまして、詩集出させていただきました。今までの汗水で。
様は自費出版というものです、学生時から合わせて二度お声をかけていただいてやっと出すことを決意した一作です。
(↑のタイトルと発売日に僕が作った二種類のPVリンクを載せていますのでよろしければ見ていってください。声は一部借りたんですが、友人に。)
この本の紹介とちょっとした小話をしていきます、裏話はまた後日。
1.題名とサブタイトル
まず題名を見てカマイメーロンって何って思われます、表紙見てこの花かなと思われますが結局なんだろうってなりますよね。カマイメーロンは良く眠りが良くなるやのど飴や化粧品とかに入っているカモミールのギリシャ語なんです。カモミールは花言葉「逆境を乗り越える」「苦難の中の力」といったものはよく聞かれることがあるでしょう、薬としても香りとしても優秀なハーブで園芸でも一緒に育てることで虫を防ぐことができる等、誰かのためになるための印象が大いにあるハーブ。そんな優しさを届けたいと付けましたが、詩の中には入っている気があまりしないと常々思う最近。でも僕自身ハーブティーでもアロマでもラベンダーよりも進めたいものの一つだったので気持ちだけでも詩の花束にとつけましたね。
章を追うサブタイトル、読めますか?これもギリシャ語から取っていますが、僕はあまり自信ありません。
1章となるMerakiは何かのきっかけで訳せない言葉を見ていた時にみた言葉でCMで固形ルーをいれた鍋をこどもたちがかき回しながら「おいしくなーれ!」や栄養補助飲料で「愛情ー!」って言いながら思い贈るのと似たような意味合いがあるそうでそんな愛情を注げる人はいますかという問いを込めたものです。
2章となるPyscheは読める方も多いと思います、カタカナにするとプシュケー。女神プシュケーから取ったその言葉は心や魂などの意味を持つことばとしていろいろな用語にも使用されています。そのなかでももともとの意味っとして挙げられる息ということが一番合っていると思いながら息をする中で動く心臓と自分自身の心に向き合ったことはありますかという問いを込めています。
2.Meraki
たったひとりの人をを愛したことがあるか?
詩を読む前にあなたはありますかって聞きたくなりますよね、国語の読解問題で言われそうですがこの話についてはいつか書くであろう裏話で話しましょう。
ここでは恋愛の詩を多く出しています、あと悲恋ぽいので人魚姫の話がお好きな人とか自分の恋愛ってこれでいいのと思う人にいいのかもしれない?明るいものもあるはあるんですよ、フォローしているようですがあります。
あと詩ってはずかしいとか思われがちですが、ショート映画だと思って読んでみてください。きっと人との関係性が面白くなってくる詩があると僕は思うので。それがわかりやすいのはきっと「味覚共有」や「角砂糖の僕ら」といった明るめな詩、「鬩ぎ愛」「拒み愛」「代用品」とつながった男女の愛のカタチを書いた詩でしょうか。
こうまだみていない詩のタイトルを言われてもピンときませんよね、題名だけでわかってしまうのも楽しさですがそれがないものばかりですので是非。
言葉にするのは苦しくて
文字にするのは震えて
行動にするのは恐ろしくて
どうしたら
この気持ちを伝えることができるのかな
心の中で
形にしようとしても
息ができないし
心臓がうるさくなって
形になっていることにすら気づかないの
︙ 【つづきは本をご覧ください】 ︙
(「かたちのない」より)
3.Psyche
脈打つ心臓の一歩と向き合ったことがあるか?
こちらでは人生と哲学のようなことを書いた詩が中心です、正直に言えば僕がよく書く詩はこちらです。前を向こう、一休みしよう、こんなこと思うのはいけないことだろうかなど日常生活で思ったことをぽつぽつと形にしている詩が中心です。よく国語の教科書を開いたところにあるようなものもあると思います、僕がというより学校で国語の授業を受けた人が詩に触れる機会なんてそこが関の山だと思ったくらいです。小説は良く触れる機会はありますが詩や短歌は自分から飛び込まない限りないもので、不思議なものです。
わかりやすく紹介すると、Twitterで #言葉足らずの絵手紙 を見たことのある方はこんなこと言ってる人が書くから旅や空のこと言ってると思われることでしょう。僕が思いつくまま書いていますので、旅やお酒など僕の趣味の一部が入ったものが多く入っています。
あとここの詩のタイトルはわからない、読めないわからないといったものが多いのも特徴ですが先に言います。感覚で読んでしまってください。意図を読み解く必要なんてないですので。
人は意外と脆い
コケたら皮が剥けて血が出る
少し手入れを怠ったら
歯や骨は欠けていく
少し躓いたら一歩進めなくなる
たった一言で進めなくなる
でも人は
何度だって
直して 治して なおして
進んでいく
人は意外と脆い
だけど人は何度だって変えられる
人は意外と強い
(「修復」より)
最後に
Pcycheの最後に書きましたが、この詩集にはやたらと難しい漢字や意味の分からない言葉が出てくると思います。そしてあまりふりがながありません、申し訳ないという反面ここは僕の思いがあってのことをご了承ください。...どうしても気になられる場合は裏話で解説しますので悪しからず。
詩集を読むなんて堅苦しい、恥ずかしい、押し付けられたような気分などいろんな思いがあると思います。授業でここの文を作者はどのように思って書いたでしょうかという問いはこの詩集にはないです、ここにある言葉があなたの生きる中でちいさなつみきになればいいそう思っています。
長々とした紹介となりましたがここまで読んでいただけたなら、あなたのお手元にこの本が一度触れることがあれば思っています。
裏話に関しましてはまたいずれ、お楽しみに。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?