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トリシュナーの声

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ここでは「愛を知る」ことを 最後に告げて終わる詩をお届けします。 ちなみにトリシュナーは サンスクリット語で“渇望“となっています。
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2020年10月の記事一覧

トリシュナーの声 No.5

トリシュナーの声 No.5

「君が大人になったら
付き合ってもいいよ」
子どもの私をなだめるように
あなたは言った

あなたは歳の離れた近所の人
私のことを気にかけて
いつも遊んでくれた

あなたといることが幸せで
同じ歳の子なんて眼中にもなく
子どもながらあなたに告白をした

困ったように言った約束が
忘れられずに
あなたに似合う人になろうと頑張った

育ったところさえ離れて頑張ってたのに
「あの子、結婚したのよ。」
親か

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