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その辺に転がっている「ちょっといいもの」

以前後輩とこんな話をしたことがあります。

後「毛糸さん、どっか夫婦で遊びに行けるいいとこ知らないですか?」

僕「どんなとこがいいの?」

後「別にどんなでもいいんですけど、こっち引っ越してきてから観光地とか有名なとこはもうだいぶ行ったんですよね」

僕「じゃあ近場で散歩とかしてみたらいいんじゃない。うちも近くの遊歩道とかよく行くよ」

後「いや散歩はしないでしょ! 老夫婦じゃないんだから!w」

という話。


これ、僕はわりとマジで言ってて、散歩は楽しいものだと思ってます。

どこかに行くための手段として歩くのではなく、ただいろんなものを眺めながら歩くということ。

カメラを下げて写真を撮りながら歩ければさらにいい。

「お写ん歩(おしゃんぽ)」なんて言ったりもするのかな。


これもよく言ってることだけど、カメラを持って歩くと、普段気にも留めないような何気ないものがすごく綺麗なものに見えてくるんです。

特別なモノや特別な場所でなくても、エモーショナルを感じるようになったり。

世界はエモい。

感動とまでいかなくても、「おっ、なんかちょっといいじゃん」みたいなものはその辺にゴロゴロ転がっていたりします。

まぁ、僕の「いいじゃん」はあんまりわかってもらえなかったりするんだけど。
上のメガネの写真とか。


そんな何気ないものからエモを感じるようになってしまえば、これはもうしめたもの。

家から10分で、しかも無料で楽しみを味わえるようになる(僕の場合、カメラ代はかかってるけどね)。

実は天気にも強い。晴れなら晴れの、雨なら雨の楽しみ方もできたりする。

多くの人が気にも留めず通り過ぎる中、自分だけにピンと来るものがある、その特別感もちょっと嬉しかったりして。


要は捉え方次第。

「何もない道」だと思っていると、そこに転がる「自分だけのちょっといいもの」は見えなくなってしまうし
逆に少し周りに目を向けてみればいろんなものが見つかるようにもなる。

誰もが感動する絶景や、いわゆる「映え」るものもいいけれど
日常の中の何気ないものに感じる「ちょっといいじゃん」という気持ちこそ大切にしていきたいと思っています。

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