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「学校に行かなくなった!どうしよう!」から、どう動いたか ②発達専門医

昨年9月から不登校になった当時小3の娘。今年7月に引越し、転校で支援級へ転籍。この9月からは毎日楽しく登校していますが、一年前は、夫と2人で「どうしよう!!」とあちこちに相談、リサーチに大奔走でした…。

今日は、子どもが不登校になってから、どんな専門家に相談したのかを振り返ります。

不登校前に診断書を取るため検査通院

娘が不登校になったのは小学3年2学期。その前の2年生3学期には、学校での適切なサポートを受けるため、診断書を取ることを決意。2年1学期から通っていた通級の先生に、比較的近い病院をご紹介いただき、予約を取りました。

2年生2月が最初の予約で、そこから数週間かけて4回ほど通院。一回につき2〜3時間の検査を受けました。検査は、私は入らず、臨床心理士の方と娘が別室で行われました。初回だけ、私も親用の検査というか、問診があり、娘が生まれてからの様子や発育状況を事細かに質問されました。

その間に、全国緊急事態宣言が発出され、学校が休校に。そのまま春休みに突入して、3年生になってすぐ、診断結果が判りました。結果は、「自閉症スペクトラム」。私は驚きましたし、意外過ぎて腑落ちしないまま、ステイホームの時間が過ぎていきました。(ちなみに、夫にとっては、予想通りの結果。)

不安や愚痴も聞いてもらえる先生

落ち込んだり、ショックという訳ではなく、私自身が持っていた自閉症のイメージと、娘のイメージがかけ離れていたので、どう対処していけば良いのか、全く想像がつかず、困惑しました。当時は「これから、自閉症のことを勉強しなくちゃ!」という思いが強かったです。

そこで、1ヶ月おきの通院を予約することに。娘の診察なのに、母親の私だけの通院でも良いということでした。診察とは言っても、私が1人で行き、娘の様子や、学校の先生にどんな対応をお願いするか、などを話すことが多かったです。子育て相談のような、私の不安や愚痴を聞いてもらう時間のような感じでした。そんな通院は、今も続けています。

担当医師は、私と同世代(と思われる)女性医師。気さくな方で、話しやすいので、何でも聞いてもらっている感じです。

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私や夫が、ペアレントトレーニングを受けたいとか、本やネットで色々調べては、先生に情報はないか尋ねることもありましたが、愛媛には、あまりそういう機会がないと知り、残念に思うことも。(じきにオンラインセミナーが盛んになり、地方でもどんどん情報が取れる世の中になりましたが。)

放課後デイは担当医のすすめで

そうして、娘の特性を理解してくれる担当医師に相談を進める中、情緒面のサポートもさることながら、学習障害のサポートを強化する方が娘には良さそうだからと、松山市内では少ない、学習特化型の放課後デイがオープン間近だと教えていただきました。

放課後デイがどんな場所かすら、その数ヶ月前まで知らなかった私ですが、娘のためなら、私が車で送迎するのも致し方ない、とオープンを心待ちにしていました。けれども、コロナ禍の中、オープンがずれ込み、そうこうしている間に、二学期が来て、不登校に。

不登校になったころは、通院を2週間ごとにして、娘も連れて行きました。と言っても、聴診器を当てるわけでもなく、

先生「〇〇ちゃん、学校疲れるの?おうちで、何しよるん?」

娘「YouTube見てる」

先生「そっかー。YouTube楽しい?」

というような会話をするだけです。薬が処方されるわけでもないです。娘は、学校に行かないこと以外は、ほとんどいつも通りだったので、家族とも、病院の先生とも、普通に会話していました。

こんな他愛もない会話しかしていないようで、検査過程や結果、現状を踏まえ、よく考えてくださっている先生は、娘の良き理解者です。(そして、私の良き理解者でもあります。)その医師のすすめで、放課後デイを選んだのは、本当に正解でした。後に、素晴らしい相談員の方と、指導員の方に出会い、娘の安心できる居場所となったからです。

次回は、放課後デイの相談員さんについて書きますね。

最後までお読みくださってありがとうございました。ではまた!



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