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久しぶりに会うともだち、久しぶりのライブハウス

先日先輩がアコースティックライブをするということで、下北沢へ行ってきた。

最近ライブハウスへ行く頻度がぐっと減った。

とくに知り合いのバンドマンへ会いに行く頻度が減っていて、

以前は自分のライブも含めて週1回くらいは必ずライブハウスにいたので、

久しぶりにライブへ行けてよかった。


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いざ行ってみると、久しぶりに会う同郷の先輩がたくさんいて、後輩のおれを「友達」と呼んでくれて、なんだか地元にいるような気分になる。

というのも、

10代の頃は先輩バンドのライブを毎回見に行っていて、たまにローディーみたいな手伝いみたいなことをして、ライブハウスに入り浸っていた。

まさに刺激的な “遊び場” だった。

いつも町で浮きまくる格好や、田舎のジジイやババアにジロジロ見られる髪型も

「ここにいれば格好よい」

そう思えることができた。

こんな気持ちわかってもらえるだろうか。

自己肯定感が皆無だった卑屈な少年にとってはじめての快感だったかもしれない。



キラキラしたバンドの先輩たちは、今考えるとそんなに年は変わらなかったが随分と大人に見えた。

ステージに立っているそんな人たちを、
テレビの中のスターのようにも感じた。

いつも周りでいちばん後輩でそんな人たちの金魚のフンのように、ひっついていた。

それから自分でバンドを組んで、自分の村をつくっていき、その村を耕す。

(バンドを村とか船とかに例えるのが好きなので、意味はなんとなく汲みとってください)


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そのうちにライブハウスのスタッフさんに存在を認識され「お疲れっす」と急に行っても受け入れてくれる。

そんな場所が全国にある。

そして、そんな場所が次々となくなっていっている。

でも、ライブハウスはなくてはならない場所。

生の音、ライブは配信とはまったくの別モノだから。

生の音を味わえるライブハウスは身近な場所でもあり特別な場所でもあり、

あえてこのニュアンスで言うならやはり音楽と一緒でないよりはあった方が楽しい。

むしろライブハウスがなくなってしまう世界は恐ろしい。人々から余裕がなくなり娯楽を排除する世界が来てほしくないと願う。





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