1/12の粒「ナンバー489」

土を味わいたくなったら 絶望を想い出せ
あの絶望は誰かのもの
雲の上で浮かれてるときに
誰かが苦しんだ炎は
時を経て わたしの元へやってきた

蜻蛉と魂が導いた

松明を常に持ちあちこちに火を放つ山羊を思う時
わたしは急いでわたしに戻らなければならない

なぜわたしはここにいるのか
なにを知るためにここにいるのか
蜻蛉と魂が求めた今ここと、この感情

わかりやすい膜に騙されず
必然と必要と風の音にまかせ

未来から今へと流れている星々の川に思いを馳せる


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