2/6の粒粒「ふたつの情」

2020.2.6 朝の雲


決して消えることのない贈り物の灯火は

時々あらわれる小さな音と光や
交わされるいつかの待ち合わせや
届けられるささやかだけど満ちたぬくもりで

一瞬にして消えてしまいそうになるから
あわててポシェットから溢れそうなマッチを取り出して
火を灯して
あの手が頬を包むのを確認するのです

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