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吃音症の過去から、伝えたい思い

私は音のない世界で生きていたことがありました。

音がないと言っても、世界の音が聞こえないというわけではなく、
自分の『言葉』という音を発しない、発することを拒否してしまう
世界です。

あ、あ、あ、ありがとう。
なっ、、、、、、にしてるの?

うまく言葉が発せない思い、
そして、友達や周囲の人に揶揄われるのが嫌で、一時期話すのを拒むようになりました。

ネットで毎日、「吃音症 治し方」と検索していた記憶が今でも脳裏に焼きついています。

きっと、この記事をここまで読んでくれた方の中には、吃音症の方、
身近に、吃音症の友達や知り合いがいる方がいるはずです。

吃音症の方には、「貴方は何も悪くない」「あなたを肯定してくれる人は必ずいる」ということを伝えたい。

吃音症でない方には、まずは吃音という言語障害を知り、その上で彼らの吃音に対して、普段の会話のように、自然と会話してあげて欲しい。

今になってこそ、私は吃音に対して悩むことは減りました。

しかし、吃音と過ごした時間は心に深く残っています。

少しでも多くの吃音症者が救われる世界に、理解してもらえる世界になって欲しい

思いやりのある聞き手が増えることを願って。






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