かたらう

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研究をしています。在宅医療・ライフレビュー・ライフヒストリー・フレイル予防・看取り等に関心があります。 読んだものの抜粋や感想を記載していきます。 連絡先:tsutsuushi@gmail.com

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  • 読書メモ 〜ジェロントロジー(老年学)関係〜

    著者バックグラウンドの紹介付きで、印象的な本文の抜粋を紹介してます! 読んだ気になれるかも…!

最近の記事

【読書メモ】家で天寿を全うする方法 病院での延命を目指さない生き方

著:太田秀樹 さくら舎 2015.7 概要著者の太田秀樹氏は医学博士であり、全国在宅療養支援診療所連絡会事務局長。1992年から在宅医療を推し進め、栃木県小山市に「おやま城北クリニック」を開業。医療法人アスムス(在宅療養支援診療所・訪問看護ステーション・老人保健施設等を運営)の理事長です。 本書は一見すると、書店に行けば散見される、どれを読んでいいか/信じて良いかわからない、「生き方」本(なんとなくイメージが伝わると思う)のように感じられるかもしれません。 しかし、それら

    • 【読書メモ】ケアするまちのデザイン 対話で探る超長寿時代のまちづくり

      著:山崎亮 2019.4 医学書院 概要著者の山崎亮氏は、地域において住民参加型のまちづくり計画を行う、株式会社studio-L代表であり、自らのことを「コミュニティデザイナー」と名乗られています。 本書は、厚労省が「高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう」に推し進めている「地域包括ケアシステム」についての理解を進めようとしたものです。 先進的な取り組みをしている地域4箇所を取り

      • 【読書メモ】自宅でない在宅 高齢者の生活空間論

        著:外山義 2003.7 医学書院 概要本書は「高齢者施設の空間がどうあるべきか」のマイルストン的著作です。 京都大学大学院教授(居住空間工学講座)であった外山義(とやまただし)氏が、2002年11月に亡くなる(享年52歳)直前まで執筆されており、弟子にあたる三浦研氏(京都大学大学院 工学研究科都市環境工学専攻 居住空間学講座)らによって遺稿がまとめられたものです。 外山氏は7年間のスウェーデン王立工科大学(KTH)留学時に博士論文「Identity and Milieu

        • 【読書メモ】看取りのドゥーラ 最期の命を生きるための付き添い人

          著:ヘンリー・フェルスコ=ワイス 監訳:林美枝子 2022.10 明石書店 概要著者のヘンリー・フェルスコ=ワイス氏は、自身の米国ホスピスでの経験等を踏まえ、「看取りのドゥーラ(デス・ドゥーラとも呼ばれる)」プログラムを2003年から考案しました。国際看取りのドゥーラ協会(INELDA)創設者の一人でもあります。 本書は、そのプログラムや見取りにおけるプロセス、重要なことを、氏の看取りの実例等を交え、紹介するものです。 「ドゥーラ」というのは、ギリシア語で「他の女性を支援

        【読書メモ】家で天寿を全うする方法 病院での延命を目指さない生き方

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        • 読書メモ 〜ジェロントロジー(老年学)関係〜
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