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適度に力を抜くことは何事においても大切

cafe causaでの社会勉強をはじめたころ、指で挟み込んだメジャーカップにいれたお酒をグラスに注ぐ際、手の震えが止まらなかった。
当時、オーナーの遠矢さんからは、力を入れないのがコツなんですよって言われていたものの、そのことがよく理解できなかったし、そんな感じで持つことはできなかった。しっかり固定した方が安定しそうだっていう勝手なイメージも邪魔をしていたと思う。
その後、心理的な面では↓の記事のSさんからいただいた言葉でスッと方の力が抜けたものの、遠矢さんからのアドバイスについては解消できないままだった。

ただ、数ヶ月前のこと、身体感覚的にもなんとなくリラックスした状態で指先にまったく力を入れずにメジャーカップをスッと挟み込んでお酒を入れてグラスに注いでみたら、自然な感じでサラッと体現できた。
その瞬間に、あっこういうことか!って感じた次第。

なるほど、たしかに全く力を入れなくていい。必要以上に指先を開かない限りは、メジャーカップとお酒の重さで自然と指の間に収まる感じがする。
ゴルフのダウンスイング時に、力で振りおろそうとせず、重力を感じながらヘッドを走らせる感じに近い感覚。

どんなスポーツでも共通していると思うけど、基本脱力しておいて、インパクト等の瞬間だけ力を入れる感じの方がいいっていうのと同じ。歯も食いしばらずに、ベロ出してるくらいの方がいいっていうのと同じ。

何事もそうだけど、ちゃんとしようとか、遠くまで飛ばそうとか、思いが先走って力んでしまうと、おそらく身体が硬直した状態に近くなり、いいパフォーマンスが発揮できないってことなんだろう。

スポーツ以外でもそう。何かをプレゼンするときや、接客するとき、手作業で何かを作る時なんかにも当てはまると思う。気持ちを込めることは大切だと思うし、そういうときは力が入りがちなので、仕方がない部分もあると思う。だけど、そういう感じで力みすぎてる状態は、相手にも伝わるから、その場をなんとなく落ち着かない雰囲気に変えてしまうこともある。その一方で、その対極にある場慣れ感みたいな雰囲気は、多分そういう力みのなさから感じ取れるんだろうなって思う。ちょっと話それたけど。
そして、元々の話に戻すと、基本的には過度に力を入れすぎるから震えるんだろう。

だから、緊張しながらも、適度に力を抜くことは、いろんな場面で大切なんだと思う。

ただ、注意が必要なのは、適度に力を抜くっていうことと、気を抜くってことは違うってこと。気を抜いてしまうと、ミスも起こりやすくなるし、多分色々とうまくいかないはず。

そんなふうに考えていくと、いわゆる心技体が整った状態になってこそ、ようやく適度に力が抜けて、いいパフォーマンスを発揮することができるようになるんだろうなって思う。

僕の場合で言うと、カウンターのこっち側っていうのにも慣れて心の余裕ができ、ある程度の期間の反復動作によって基本的な技術が身につき、立ち居振る舞いも自然になってきたタイミングだったからこそ、適度に力を抜いてさばけるようになったのかな。ちょっと強引なまとめだけどw

あと、そういえば、数年前に自分自身の生き方という面で、なんとなく吹っ切れた感があったのも、おそらく似たような理由からなんだろうと思っている。


ということで、今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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