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コミュニケーションをとる際に心がけたい、話の前提に対する理解

コミュニケーションは手段であり目的ではない

コミュニケーション能力って言葉を聞くと、単に積極的に人と話すことができるみたいに捉える人もいると思うけど、そうじゃない。
それを理解するためには、コミュニケーションというものが、あくまでも手段であるっていうことを認識する必要があると思っている。
英語が話せても、話す中身がなければねっていう例と同じ。
もちろん、話せるに越したことはないけれど、あくまでも何かしらの目的を果たすための手段ってことは意識しておいた方がいい。

話の前提を理解することは超重要

そして、その手段を有効に活用するうえで、1つ大事なことがあると思っている。それが、話の前提を理解すること。立ち位置を揃えること。
具体的には、話の表面的な部分ではなく、その大元にある考え方のベースや背景などに目を向けるってこと。

例えば、相手の話を聞いていて、何言ってるの?この人、って思う瞬間とかもあるかもしれない。けど、そんな時こそ、そんなことを言う背景に何があるのかってことを想像するといいと思うし、それだけで、受け取り方がだいぶ違ってくるはず。そして、そうやって想像することこそが、相手の立場になって聴くということであり、そこではじめて相手の発言の真意がわかるんだと思う。
また、その一方で、そういう姿勢が相手に伝わることで、相手から自分に対する印象も確実に変化するし、結果として相互理解が生まれやすくなるんだと思う。

相手の話には聴く耳を持たず、自分本位で自己主張ばかりしていては、いつまでたっても伝えたいことは伝わらないし、分かり合えないし、ものごともうまく進まない。

ちなみに、僕の場合は、人に話すことより聴くことのほうが得意なタイプなので、相手の話を聴きながら、常に五感で捉えられる相手の様子を観察しつつ、その発言の源泉について想像するようにしている。そして、お互いそこが噛み合っていない場合は、それを確認するようにしている。

コミュニケーションには編集能力が求められる

あと、この辺のことについては、教育改革家の藤原和博さんによるレクチャー動画のプレゼンの極意(3本柱の2番目の話)で触れられている話がすごく分かりやすいので、ぜひ試聴してみてほしい。
自分の伝えたいことをそのまま相手に伝えても、伝わらないし、興味すら持ってもらえないので、相手の頭の中にあるものをイメージし、それに合わせて内容を編集して伝えることで、興味を持ってもらいやすいし、理解してもらいやすいっていう話。


ということで、今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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