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勇気を持って休む事は自分もチームも守る事に繋がる

今週の出来事

リーグ戦第25節のKasetsart FCとの試合は怪我により欠場。

『怪我で休む』これを聞くと当たり前なのに、いざ自分事になると休めないのはなぜだろう。

怪我をすると回復するまではPT( Physical Therapist)が担当し、動けるようになったらトレーナーがフィジカルトレーニングのプログラムを作り、選手はスムーズな体の動きと筋力・体力・自信を取り戻して現場復帰していく。

Trat FCはその復帰過程の中でメディカルと監督の連携が取れていない。
(事、僕に関しては...。)

前節の試合終盤に左ふくらはぎに痛みが出て、その違和感はプレーできそうだけど続けたら炎症が広がる、もしくは肉離れになりそうな嫌な感じだったため、PTと話しこの違和感が取れるまで休むことにした。

前節は土曜日に試合で日・月がオフ。そこから木曜日まで休んで痛みは引いたから動かし始めて金曜日にスロージョグができた。

それを見て監督は今回の試合の登録メンバーに僕を入れる。

何でだろう?

すぐにPTの所に行きこの事を伝えると、帰ってきた言葉は...

「自分で話に行った方がいいよ」だった。

ビックリするよね?
初めは僕もビックリしたけど”あぁまた話してないんだな”と思い、監督に自分でメールをした。
(こんなことに慣れちゃってるのも変なんだけど笑。自分が変わっていかないと周りは変わらないから仕方ない。)

「試合終盤に状況がkataを必要としてるなら出したい」と言われた。

チーム状況が悪いと余計に判断が難しいし決断するのにも勇気がいるけど、脚のことを最優先に考えて自分の意見を伝えた。

監督も理解してくれて最終的に行かないことになった。


失敗した過去の経験

僕が怪我したときにでさえ監督・チームが僕を必要としてくれているのは嬉しい。
そういう思いにできるだけ答えたいという気持ちもある。

しかし、以前その思いによってチームを困らせたことがある。

アウェイの試合に「連れて行きたい」と言われたから、僕は「プレーできないかもよ」と伝えた上で帯同した。

試合当日、怪我の状況は良くなくて結果、監督を困らせたし、その話し合いでPTは関与しないため僕自身もストレスが溜まってとても嫌な思いをした。

今回も行ったらプレーできたかもしれない。でも、デメリットやリスクを考えると監督や仲間たちに迷惑をかける可能性もある。監督の精神状態や試合のマネジメントに支障が出れば当然ピッチ上にそれが反映する。それにプレーできたとしても大きな怪我(長期離脱)に繋がる可能性もある。


あと、本音を言うと、休む(離脱する)のって怖い。
ずっとプレーし続けてきて耐えてきたし無理して苦難を乗り越えてきたから。
評価が下がるかもしれないし、ポジションを奪われるかもしれない。

でも、今ここまでサッカーをやってきて思うことは、無理できるって素晴らしいけど、その無理してしまう癖はその後の身体の異常を生み出す元になる。
蓄積による怪我は治りにくいから同時に他の箇所の痛みを生み出す。

複数の怪我は専門家でも治すのが難しく治療の正解にたどり着くのも大変。
復帰に時間もかかる。

怪我の箇所が1箇所の時にちゃんと治して自分の動きを取り戻せた方が絶対にいい。
だから、できない時は何を思われようが休んだ方がいい。

歳を取っても怪我がなければ楽しく長くプレーできるしね。

チームへの思いは自分が全力でプレーできる時に表現すればいい

選手である以上、試合に出続けることは大切。
というかプレーしたいし、いつだって自分が出た方がチームは良くなると思っているよね。
それに怪我が理由で契約解除をするのが当たり前の世界でもあるから。

怪我で休むことに不安はあるけど、自分が試合でいい仕事ができるように徹することが重要。

チームを思う気持ちを無理してプレーし続けることで表現するのではなく、自分が全力でプレーできるときに表現してチームに貢献すればいい。

実は、今回初めて監督の考えより自分の考えを優先した。
チームにとっても自分自身にとっても”行かない”のがベストだと思ったから。

また100%でプレーできるようになってチームの勝利に貢献したいし、
やっぱりkataが必要だと持ってもらえるようなパフォーマンスを見せれるように今を頑張る!

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