見出し画像

あなたのユーザーネームはどこから?

  オフ会をした時に呼びづらいユーザーネームにはしない方がいい。友達が「ポチ犬って名前で配信したら、オフ会の時ポチ〜ってよばれて恥ずかしかった。」と言っていたし、長く付き合っていく名前なら「佐藤」とか「健」とかにした方がいいのだ、たぶん。


  かくいうわたしの名前は完全に思いつき、脳にパッと浮かんだ語感のいい言葉を2秒でつけただけである。ひらがな7文字、というところに可愛さを感じているので個人的には気に入っているが、外で「かたなしさーん」と呼ばれれば、知らない人には珍しい苗字の人だなくらいには思われるだろう。


  人のユーザーネームの由来を聞くのは面白い。付き合いの深い友人などであればなおさらである。ちゃんとした由来がある人、何も考えずにつけた人、本名に関係している人、全く関係ない人…。それだけで一つの話題のネタになる。なにしろ名前というのはどんな人でも名乗っているものなのだ。


  一説には名前の最後の母音が「あ」で終わる人の方が人気になりがちな傾向があるとも言う。気安く「〇〇〜」と呼びかける時さいごの母音が「あ」なら引っかかりがなく、呼びやすいからだ。親しみやすく、どこかキャッチーな名前を考える。これは一つの才能であるに違いない。


  ユーザーネームは、思いつきでつけたものが案外長い付き合いになったりするから侮れない。わたしもこの名前であとどれくらい活動するのだろうか。もはや定着してしまったものを変えることはできないから、今度ユーザーネームを新しく考えることがあれば「あああ」とかにして、「そのユーザーネームは使われています」という問答をひとしきりコンピューターとやってみようと思う。そうするうちに素敵なユーザーネームの一つや二つ思いついて、なんだか親しみやすい自分を演出できるかもしれないからだ。

* * *


生活費の足しにさせていただきます。 サポートしていただいたご恩は忘れませんので、そのうちあなたのお家をトントンとし、着物を織らせていただけませんでしょうかという者がいればそれは私です。