今話題の「ChatGPT」を使って日本刀のあれこれを聞いてみた
現在ChatGPTが世界中で話題になっています。
というように、上記も実はChatGPTに聞いて返ってきた返答だったりします。
このようにChatGPTは、人がしゃべるのと同じような言葉で返答してくれるもので、わずか5日間で100万人のユーザー獲得に成功しているようです。
100万人達成はインスタで2ヶ月半、Facebookで10ヵ月かかっている事からいくら時代が違うとはいえ、これがどの位凄い事なのかは想像に容易いです。
今回はこのChatGPTに日本刀にまつわる質問を色々してみました。
意外に的確に返ってくる事が多く驚いています。
しかしまだまだ間違いも多いので、今回の翻訳を全てそのまま信じないようご注意ください。
あくまでエンタメとして読んで頂ければと思います。
■日本刀についてのあれこれを聞いてみた
①日本刀が好きな人の特徴は?
②日本刀を買う時に注意する事は?
こちらも比較的的確な意見が返ってきて驚きます。
美術品としての刀か、実用(居合など)としての刀かで意見を分けている事も素晴らしいです。
③日本刀をヤフオクで買うのはどうか?
こちらも的確な回答が返ってきました。
ヤフオクは自分で責任を取れる方だけ使用しましょう。
因みに刀工直営の店舗などは聞いた事がありませんが、あったとしても知識量は専門店に敵わないので避けた方が無難です。
④名刀の条件とは?
「品質、美観、歴史的価値、希少性」のある刀(但し各条件が揃っている必要はない)と言いたいのかもしれないですね。
これはほぼその通りのように思います。
⑤正宗の値段は?
数万円~数千万円というかなりアバウトな回答が。この辺りはそもそもネットにも価格が出ていないからか回答のしようが無いのかもしれないですね。
数万円はどう考えても偽物ですが、オークションサイトなどの情報を引っ張ってきているのでしょうか。
⑥一番高い日本刀は?
これはチンプンカンプンな回答が返ってきました。
現状公になっている物で一番高い刀は5億円の山鳥毛ではないでしょうか。
国宝で5億なのですから絵画などに比べてもだいぶ安いですよね。
50億円位してほしいものです。
⑦蛍丸はどこにある?
行方不明の蛍丸についてどこにあるか聞いてみました。
こちらもチンプンカンプンな回答が。
蛍丸は来国俊による大太刀です。
⑧室町時代、日本刀はどのくらい合戦で使われていたのか?
⑧江戸時代、日本刀はどのくらい合戦で使われていたのか?
其々の時代においての刀の使われ方が的確に返ってきました。
強いて言うのであれば、室町期は需要に応える為、数打ち物と呼ばれる製造工程を短縮した刀が登場した時代でもあります。
江戸時代については平和な時代で戦が無く刀を使う機会もほぼ無かったものの、裁断銘を刻んだ刀が多く残っていることから、試し斬りをしてどれだけ切れるかという事が一つのブランドになっていたのでしょう。虎徹はその中でも一級品でした。
⑨日本刀の価格が下がっている。高くするにはどうしたら良いか
最近はまた少し上がっているようですが、業界の方が苦心してそうな質問もしてみましたが、あまり参考になる回答は得られませんでした。
⑩多くの人に日本刀に興味を持ってもらうには?
当たり障りのない回答という感じですが、くしくも一番刀剣人口を増やす事に成功した刀剣乱舞、つまりゲームによる訴求については触れられていませんでした。(近いのは④かもしれませんが)
⑪日本刀を買う人を増やすには?
大体全て行われていますね。
特に8については購入者側からすれば是非とも行って頂きたい内容です。
■その他
尚このChatGPTですが、こんな使い方も出来ます。
刀とは離れますが、以下のような質問もしてみました。
・室町時代を「一言」でいうと
・室町時代を「詳しく」説明して
するとそれぞれ分けて回答してくれます。
・刀の切れ味についてのブログを1000字で面白く書いて
他にも「日本刀の切れ味についてのブログを1000字で面白く書いて」と伝えると瞬時に作成してくれます。
まだ内容は間違いも多くイマイチですが、近い将来この辺りにも革新が起きそうな予感です。
■終わりに
最後に刀箱師(かたなけーすし)についても聞いてみました。
ちなみに刀箱師というのは私が勝手に造った造語で刀の展示ケースを作る仕事を始めた時に自分自身をそのように呼称し始めました。
・刀箱師とは?
AIにも認識頂いていて素敵な回答が返ってきて嬉しいのですが、伝統的な木工の技術を持つ職人では無いです。
金属や樹脂も使って作っているので色々な素材を使いながら刀や鐔のケースを作っています。
今まで作ったものなどは以下のような感じです。
製作依頼も順次受け付けておりますので興味ある方は以下をご覧ください。
それにしても刀展示ケースはAIによると「日本刀を保護し装飾する為の武具」だと。これは新しい発想でした。
…そうか武具か。
そういう視点でモノづくりを考えるとまた新しい物が出来そうな気も。
ChatGPTは以下リンク先にある「TRY CHATGPT」を押してメールアドレスなどを登録すると無料で使用できます。
2017年頃からこういうソフトはありましたが、いよいよ実用レベルで出てきた感じがして新しい時代の到来を予感させます。
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それでは皆様良き御刀ライフを~!
↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑)
「刀とくらす。」をコンセプトに刀を飾る展示ケースを製作販売してます。
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