見出し画像

安価で良さそうな刀剣シリーズ    ~刀の蔵 編~

初めての刀を探す方向けに、ネットで買える50万円以下の良さそうな刀剣を理由を合わせて紹介するシリーズ、第4回です。

(この記事にある画像は全てお店の以下HPより転載しています)

注意事項
・基本的に写真から分かる事でしか判断していません。手持ち感や刃の冴えなどは分かりません。(購入する際は必ず実物を見て買ってください。)
・なるべくフラットに見ているつもりですが、私の好みが反映されている可能性も高いです。(手に取って欲しいと感じるかの方が大切です。)
・お店関係なく私個人が思ったことを勝手に書いているだけです。
・完全個人の主観ですので、買ってみたけど言っている事と違うなどのクレームは止めて下さい。


①刀の蔵ってどんなとこ?

倉敷刀剣美術館内にある刀剣佐藤さんが運営しているネットショップの名称と思われます。
以下のような独自の鑑定書も発行しています。


②50万円以下で買える良さそうな刀


・46万円

画像9

画像8

画像10

画像12

画像13

画像11


選定理由
河内守国助(初代)は堀川国広の門人となり、後に初代和泉守国貞と共に大坂に移住して、大坂新刀の先駆者になった名工です。
写真がピンボケしている箇所が多く、よく分からない所も多いのですが、欠点などはなさそうです。
姿からも生ぶといえそうです。
積んだ地鉄をしている印象で光を当てた際に地鉄が黒く見えて、刃が明るく見える事が想定されます。(実際は写真もないので不明)
一度現物を見せて頂くと面白い御刀かもしれません。


③その他(※日刀保鑑定書なし)

まず注意頂きたいのですが、この刀には日刀保の鑑定書が付いていません。
つまり、正真かどうかわからない物になります。
お店の鑑定書は付いていますが、一般的にどこのお店の鑑定書であろうと他店に行くと信用されないそうです。
信用されている鑑定書は日本美術刀剣保存協会(通称:日刀保)の鑑定書のみです。(貴重刀剣、特別貴重刀剣は除く)
刀を売却する時に鑑定書の有り無しで値段が全然違ってきますので、注意です。
また鑑定書が無いと、買った後に刀を毎日見ているとその刀工について調べるわけですが、その際に特に典型的な作風でなかった場合「これは本物なのだろうか?」という「疑」に悩まされる事になります。

そんな事もあるので最初は鑑定書付を買う事をお勧めしますが、鑑定書が付いていない分安く手に入る場合があるので、紹介します。

・45万円

画像2

画像3

画像4

画像5

画像5

例の鑑定書も付いています!

画像6


選定理由

室町時代後期後期の大和伝の短刀のようです。
銘が鮮明に残っていて姿も良く見えます。
彫もバランスよく入っていて信国や貞宗のように刀身と調和した印象を受けます。研ぎ減って彫が薄くなっているのは見ての通りです。
地は肌立ちかさついた感じにも見えますが、これは好みの分かれる部分と思います。
刃の明るさは画像では分からないので直接手に取って見られる事をお勧めします。
あくまで写真から見た印象でしかないですが、値段相応な一振という印象を個人的には受けました。


④終わりに

今回は50万円以下で販売中の刀剣がそもそも少なかったので、2振のみの紹介でした。既に売約済みとなっている物の中には良さそうな刀も多くありました。

以下のブログに記載がありますが、「高くて悪い品はあっても、安くて良い品は存在しない。掘り出し物は適正価格の品」と書いてあります。
心に刻みたい言葉です。


今回も読んで下さりありがとうございました!
読んで面白かったと感じてくれた方はハートマークを押してくださると嬉しです^^
記事更新の励みになります。

それでは皆様良き御刀ライフを~!

画像7






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?