見出し画像

模造刀と本物「見た目」の大きな違い

精巧な模造刀を初めて見た時はそれこそ本物かどうか分からない時期もありました。(本物を持つまでは)

画像1

因みに上の写真は模造刀です。

模造刀と本物の刀の違いですが、
スピリチュアルに言えば、刀から発するオーラが違すぎて一瞬で分かります
スピリチュアルに言わなければ、見た目が違すぎて一瞬で分かります。

オーラと言っても本物を手に取らないと分からないと思うので、今回は見た目の違いを写真で説明していこうと思います。
これを読めば模造刀と本物が即座に見分けられるようになります。

・模造刀と本物、見た目が違う箇所

①地鉄と刃文

一番大きな違いです。地鉄とは地肌(鉄の表面)の事です。
まず模造刀です。

画像2

模造刀は亜鉛合金などで出来ています。
その為、地鉄が下のようにテカテカ光っています。

画像3

刃文もついでに見て下さい。線が刃文と地鉄の境目に見えると思います。
下は本物の刀です。
本物の刀は玉鋼で出来ているのでテカテカ光りません。
刃文から地鉄にかけてもグラデーションのように溶け込みます。

画像4


ライトを変えて見え方を変えてみましょう。

画像6

画像6

模造刀は型に材料を流し込んで作るので、肌が肉眼では殆ど見えません。
よく見ると柾目のようになっていますが、刀の柾目とは見た目が異なります。
本物の刀は玉鋼を折り返して作っているので、表面に鉄の層が模様となって表れてきます。
(表面がザラザラしているのがお分かり頂けますでしょうか?)
ちなみに刀によって模様は様々です。

画像7

肌が詰み鍛え肌が見えづらい物もあるのですが、それでも模造刀のようにテカテカする事はありません。


②切先が変

上が模造刀、下が本物です。

画像11

(画像転載元:https://mihiro.sakura.ne.jp/shimoken/bushido-02-2.htm)

画像12

大げさに書くと模造刀は以下のようになりがちです。
(全てがそうというわけではありませんが)

画像11



③茎が凄く変

ちゃんとしている模造刀(居合用)は茎が見れます。
上が模造刀、下が本物です。

画像8

画像13

違いを書くと以下の様な感じです。

画像9

本物は時代が立てば経つほど黒い錆びが付いています。
現代刀であれば銀色の茎に赤錆びが付いている事もあるのですが、それにしてもこんな色ではありません。
そして模造刀の茎は持つと手が切れそうなくらいに角ばってて痛いです。
本物は肌触りが柔らかく痛くありません。


④終わりに

模造刀と本物の違いは分かって頂けたでしょうか。
本物の刀は今も昔も変わらず隅々まで本当に丁寧に作られています。
命を預かる武器であった為に作る側も隅々まで気を配って作っていたのかもしれません。
名工ほど茎まで丁寧に作っているそうですよ。
こういう一つ一つの積み重ねがオーラになって出てくるのかもしれませんね!

と言う事で最後は本物と模造刀を同じアングルから。
もうどちらが本物かはお分かり頂けますよね??

画像14

刀箱漆_スクエア


今回も読んで下さりありがとうございました!
面白かった方はハートマークを押してもらえると嬉しいです^^
記事更新の励みになります。
それでは皆様良き御刀ライフを~!

画像16


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?