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日本刀はインテリアになり得るか?

私は今「刀とくらす」というコンセプトで、部屋で日本刀をインテリアとして楽しめるような刀の展示ケースを企画制作しています。

刀とくらす_Circumo

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・日本刀はインテリアになり得るのか?

刀は今では身近なものではなくなり、刀の無い家庭の方が増えました。
その為刀を見ると「人斬り包丁」と言って忌嫌う人も一定数います。
一方で本物の刀が放つ輝きを見た人はその美しさに釘付けになる人も少なくありません。
先週出展したビッグサイトでの展示会(ライフスタイルweek夏)でも、もともと刀に興味無かった人達の多くが刀の前で暫く立ち止まってくれました。

ところで、「インテリア」ってそもそも何?

机、ソファ、絵、絨毯、スリッパ…沢山ありますが、どれも「これ良いな、カッコいい、かわいい」など感じたものを皆買ってると思います。
それと同時に「これを使って生活したら、こうなって良さそうだな」と買った後の生活をイメージするのではないでしょうか?

なのでインテリアとは「自分の好きな生活を考えて形にするもの」だと個人的には思います。
そういう意味では、刀のある生活っていいなと感じる人であれば、刀もインテリアに充分なりえると思います。

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・刀を部屋に飾っても銃刀法違反になりません

これも多く頂いた質問ですが、銃砲刀剣類登録証を刀と共に持っていれば、刀を部屋に飾る事で捕まる事はありません
これを伝えると皆さんもの凄く驚かれていましたが、私ももの凄く驚いていました。
自分の中で当たり前と思っていた事が当たり前でないことに気が付けました。


・刀を部屋に飾る効果

美術刀剣は見ると心が落ち着くものです。
刀を見ている時はその鋭さの中に感じる美しさに見とれて無心になる人も多いのではないでしょうか。
刀を所持している方なら分かると思いますが、ここまで瞬間的に無心状態になれる物もなかなか無いかもしれません。

そのせいか、パソコン作業で疲れた日や、ストレスが溜まった日など、刀を見ると不思議と疲れがとれ集中力が増します。
よく今は刀は使い道がない言われますが、少なくとも私にはこういうメンタルサポートとして十分に役に立っています。

そんな刀ですが一つ難点を上げるとすれば、疲れた時に刀袋から取り出して刀を見るのは結構手間に感じます。
そんな時に部屋に刀身が飾ってあるとパッと見れるので助かっています。

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戦国時代も使われるのは弓や石、槍などばかりで、刀は殆ど使われなかったと言います。
推測ではありますが、静かな空間でろうそくの光を頼りに刃文を見る、そんな事による戦前の精神統一、お守りとして腰に携えていたのではないかと私は思います。
刀はただの武器ではなく精神面と複雑に絡み合っている、それが刀は武士の魂と言われる所以に感じます。


・終わりに

「なぜ刀なの?」と良く聞かれますが、
「純粋に刀が好きだから」
これが一番の理由です。
部屋に飾れる刀展示ケースを作り初めたきっかけも、もとは自分の愛刀を部屋に美術館のように飾りたい、という思いからでした。
(当時は(恐らく今も)ですが、刀身をむき出しで美術館のように美しく飾れる展示ケースは存在してなかった)
ものづくりが好きだったというのもあり、今まで無かった物を形にしていくのが好きというのもあるかもしれません。
刀に限らず好きな物に囲まれる生活というのは一番の贅沢かもしれませんね^^

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それでは皆様良き御刀ライフを~!

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