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入手難易度Sクラスの刀剣本

刀剣本は古い物が多く得てして手に入りづらいです。
日本の古本屋」などを利用したり、刀剣店のHPから在庫を探すのが便利ですが、そこにもなかなか無いのが今回紹介する本。
その名も「名品刀絵圖聚成(著:田野邊道宏)」。

一時はプレミアが付き30万円を超えていた事もあるとかないとか…。

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まずこの本、凄く大きい。

最近販売された五ヶ伝の旅(A4サイズ)と比較するとこんな感じ。
持った感じは5㎏位ありそう。

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国宝、重文、重美、特重、重要などの刀剣から名品を選りすぐり、押形に加えて五ヶ伝の旅に書いているような研究に基づく解説が載った本です。
国宝や重文の指定以降も素晴らしい名刀が沢山見つかっています。
それを現代まとめなおしたような感じでしょうか。
例えば「五ヶ伝の旅(著:田野邊道宏)」は山城伝や、大和伝、備前伝など五ヶ伝についてそれぞれの時代毎に活躍した代表刀工や代表作について取り上げ、現代の研究内容と合わせて詳細に解説されています。

一方で今回紹介した「名品刀絵圖聚成」は、現存している上澄の名刀だけを集めて解説した「五ヶ伝の旅」みたいなイメージでしょうか。
正確な数を数えたわけではないですが、目次を見る限りざっくり150振位は掲載されていそうな感じです。
現存する刀の数約300万振の中の上位150振と考えればその凄さがイメージしやすいのではないでしょうか。

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因みにこの本がなぜなかなか手に入らないのかと言えば、恐らく限定600部と少ない点(刀剣本は得てして限定数がありますが大抵は1000以上刷られている)と、著者の方が刀剣界の第一人者という点が大きな理由ではないかと思われます。

まだ全然読み込めていませんが、入手出来た興奮で勢いでブログを書いていました。今日はこの後も暫く読みこもうと思います。
五ヶ伝の旅の備前伝編もまだ読み切れていないので読むものが沢山残っていますが、楽しみが沢山残っている感じで嬉しくなりますね^^

この本はとにかく物が無いので入手できるかは運次第な所ではあるかと思いますが、遭遇した際は是非入手をお勧めします。
値段もなかなか高いとは思いますが刀好きであれば損はしない本な気がします。


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それでは皆様良き御刀ライフを~!

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