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Twitterで刀の入札鑑定にトライ!

日刀保岡山県支部長であり白銀師(ハバキなどを作る職人)でもある小池哲さんが定期的にTwitterで刀の入札鑑定をして下さっています。
実際の入札鑑定の場に行くのはハードルが高いけど、Twitterなら、という事で楽しんで参加されている方も多いのではないでしょうか。
私もコロナで鑑賞会が中止が続いていた事もあり、楽しみながら挑戦させて頂いています。

今回はTwitterでの入札鑑定がどういったものなのかついて私の体験を交えながら書いています。
私が入札している様子(DM)のスクショなんかも載せているので、やってみたいけど間違えたらどうしよう、緊張して出来ない…という方は是非参考にしてみてくださいね!

①Twitterで定期的に行われている入札鑑定

小池さんのTwitterアカウントで定期的に以下のような事が行われています。

本物を手に取って観るわけではなく画像で見るので、その刀の特徴の出ている部分の画像を載せてくださっています。(姿や刃文、地鉄、映り、帽子、彫物など)
また画像では分かり難い部分は文章で補完して下さっています。
これらの情報を見ながら誰の作かを考えていくゲームになります。


②入札鑑定に挑戦するとこんな感じです

まずは問題が小池さんのTwitterで流れます。


画像を見ながら必死に考えます。
そして自分なりの答えが浮かんだら、いざDM!

先反りに見えて平造りという体配、1尺1寸(刃長33cm位)と短刀に近い長さの脇差という事で、室町時代かなと思いました。
匂い口が締まり、棒映りのようなものが見えたので1札目「盛光」で入札。

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うーん、残念。どうやら南北朝時代との事。
この長さでうぶの物が南北朝に?!という事で混乱。
南北朝は長寸で大切先の豪壮なイメージがありました。
備前なのは間違いなさそうなので、地鉄の雰囲気や映りの様子から取りあえず有名所の兼光で入れてみました。

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おしい、まで来ました!
近しい作で言うと長義かな?と思い入札。

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ここで実質ギブアップ。
本に頼る事に。
肌が流れる備前の南北朝…で調べて。。

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ついに正解!
大宮派の盛景が正解でした。
難しかったですが、考え方を誘導して教えて頂けたので頭が整理された気がします。


その後、暫く経つとTwitter内で解説があります。
入札鑑定に参加しなくても答えを見る事が出来るので、DMが緊張する方は自分の中でメモしておき後で答え合わせするのも良いかもしれません。



③終わりに

という事で10月に入り早速問題が出ているようです!
私もまだ挑戦出来ていないので後日少し落ち着いたらトライしてみようと思います。
間違えるのが普通と思うので、もし緊張されている方がいれば一度勇気を出してDMしてみてください^^
時代も全く違う刀工を言ってしまっても優しく答えに誘導して下さるので楽しみながら刀の見所が学べますよ~!
なんとなく自分なりの答えが浮かぶやつだけ挑戦してみるのも良いかもしれないですね^^!


今回も読んで下さりありがとうございました!
面白かった方はハートマークを押してもらえると嬉しいです^^
記事更新の励みになります。
それでは皆様良き御刀ライフを~!

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