見出し画像

マーク・ザッカーバーグ氏来日。刀のXデーは近いのかもしれない。

なんとMeta社の社長であるマーク・ザッカーバーグ氏が日本を訪れているそうでしかも川崎晶平刀匠の元で鍛錬されている動画がXに投稿されていました。
本人のインスタアカウントもこの件について投稿しており、川崎さんの刀も鑑賞された様子。


日本に来日しての日本刀鍛錬。
海外では日本以上に日本の文化がリスペクトされている光景を度々目にしますが、中でも日本刀は人気のジャンルの1つな気がします。

海外で刀を調達してただやって見たいから試し斬りするわけではなく、直接刀を製作している刀匠の元へ行き刀について根本から学び試し斬りをする。
それだけでもザッカーバーグ氏が日本刀文化を正しく知ろうと興味を持っている事が感じられる気がします。
試し斬りだけではなく、もしかすると刀の鑑賞という文化がある事も今回川崎晶平刀匠の元で初めて知ったかもしれません。

今回のザッカーバーグ氏の鍛錬所訪問は早速様々なメディアで報じられているようです。


これはもしや…。
もしや…昭和の刀剣ブームのようなブームの起爆剤になるやもしれません。

刀の投機にはまったく興味が無いけども、刀が人気になり需要が増えれば値段が上がるのは必然です。
今の値段で買えなくなるとしたら仕方ないにしてもそれはそれで寂しい。

恐らくまずは刀のトップ層の名品が先行して高くなる。
とはいえ重美や重文は国外に出せず海外在住の方は持って帰れないので、特重指定品などの方が注目され値上がりするかもしれない。
その後、海外で更に刀剣ブームになり需要が広がれば、それこそ昭和のブーム時と同じような流れとなり、末端の刀もジリジリ値段が上がっていくかもしれない。

刀装具もどこかのタイミングで注目が集まってしまう事だろう。
まずは超絶技巧で誰にでも凄さが分かりやすい江戸後期以降の作が人気を博しそうな気もする。
個人的に好きな桃山以前の刀装具については一見ボロに見える作も多く、結局のところ一部のマニアだけが好み、大衆で人気が出るとも思えない。
故に値上がるにしても相当先な気がする。

いずれにしても最近の大刀剣市でも明らかに海外向けに値段を上げているお店も見られるので、全ての刀では無いにしても既にそうした値上げは一部で始まっているような気もする。虎徹とか、正宗とか、村正とか。
ネームバリューのある刀は値上がりが早そうだが、眼がある程度養われないと良さが分からない例えば粟田口の作などは海外で人気が出るのも時間が掛かりそうな気も何となくする。

因みにこちらは2022年の記事ですが、マークザッカーバーグ氏の総資産は8.4兆円とのこと。
資産の内訳は分かりませんが、以前概算で算出してみた重要や特別重要、重美の刀装具の市場規模(買占めに必要な額)は全部合わせても200億程度。
計算に誤差はあるにせよ、その位の額はマークザッカーバーグ氏なら1人でも容易く出せてしまうでしょう。
つまり買い漁ろうとしたら1人で全部買えてしまうだけの力があります。

なので一度上がり出したらその時は早いかもしれません。
願わくばあと20年位今のままが良いですが、意外にその時は早く来てしまうかもしれませんね…。


今回も読んで下さりありがとうございました!
面白かった方はいいねを押して頂けると嬉しいです^^
記事更新の励みになります。
それでは皆様良き刀ライフを!

↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑

「刀とくらす。」をコンセプトに刀を飾る展示ケースを製作販売してます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?