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真鍮地の埋忠鐔の色と腐らかしの多様性について

埋忠明寿に代表される皺の入った真鍮地がある。
腐らかし法と呼ばれる手法で付けたと考えられているそうであり、光忠と銘の入った作にも似たような皺が見られる事から、明寿1人の技術でない事が確かなのは自明である。

そして埋忠極めの無銘鐔にも腐らかし法による皺はまま見られるが、同じ真鍮地にも関わらず皺の出方が違う事に最近気がついた。

そして、埋忠明寿と銘の入った鐔と埋忠二字銘の鐔。
これが明寿による作なのかという議論が未だ解決していないが、今回皺の出方とが複数ある事から、もしかすると腐らかし法といってもやり方が微妙に異なっており作者によって個性が出るのだとしたら、そこで明寿かどうか判断する指標に1つなり得ないか?と考えたのでメモしておく。

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