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卓上刀箱二段の外装が完成

鐔展示ケースと平行して進めていた卓上刀箱の二段掛け仕様の進捗です。
こちらは大小が掛けられたり、拵と刀身を飾る事の出来る卓上刀箱です。

外装がようやく完成しました。


さてこの状態に至るまでの工程ですが、以下のような感じで作った図面を見ながら鋼板をカットして曲げて溶接して塗装しています。

①カットした鋼板を曲げる
②パーツを沢山つくる
③パーツを溶接で繋ぎ合わせていく
④パーツを溶接で繋ぎ合わせていく
⑤溶接した面はボコボコになっているので削って平滑にする
⑥塗装する
⑦塗装焼き付け前
⑧釜で焼き付ける
⑨塗装完成


スプレーではなく、焼き付けているので塗装が簡単に剥がれる事はありません。塗装する事で鋼板の錆防止も兼ねています。
以下の動画は少し古いですが、こんな感じで刀展示ケースを1点1点作っています。


因みに今回は刀身も拵も掛けられるようにする為、受けの形状を少し工夫してみました。
果たして上手くいくでしょうか。
一応データ上でも念入りに検証したので問題ないと思っていますが、完成後改めて刀身や拵を掛けて確認してみようと思います。

そして下部に開いた小さな穴はケースを床置きする際の転倒防止として、棚などに直接ネジで固定する為の固定穴です。
展示ケースの高さが大きくなった分、地震による転倒リスクが上がるので、固定棚と固定しておく事で転倒防止が出来ます。

因みに1つの展示ケースに複数の刀身を飾る事は私の考えに反するのですが、大小に関しては同じ刀工が製作しており、世界観が同じ、むしろ2つ揃って初めて一つの作品になると考えているので例外です。
私が嫌というか避けているのは、製作者の違う刀工作をいつの展示ケース内に2つ以上並べる時です。
例えば備前伝と相州伝の刀は世界観が異なります。
そうした刀は1振1振展示ケースに入れてあげた方が美しく纏まると思うのです。(はい、面倒くさい考え方なのは理解しているつもりです)

という事で鋭意製作中です。
明日も引き続き製作します。

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それでは皆様良き御刀ライフを~!

↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑)

「刀とくらす。」をコンセプトに刀を飾る展示ケースを製作販売してます。


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