見出し画像

「ライフスタイルWeek夏」終了!

ビッグサイトで行われた3日間に渡る展示会「ライフスタイルWeek夏」が今日で閉幕しました。
人生初となる自分の会社の展示会。

もともと自分の愛刀を部屋に美術館のように綺麗に飾りたいとの思いから、1年10か月前に始めた展示ケース作りですが、ようやく世間に発表する事が出来ました。

そこから約5か月後、試作1号機完成。

初めて霜剣堂さんで飾らせてもらって刀好きな方に意見を頂いたりしました。

それを基にイケてない箇所を改良し、もっと和テイストを入れ込みたいと思い作った2回目の試作。
漆の土台を採用しました。これがちょうど刀の展示ケースを作り初めて1年経ったくらいですね。

実はその少し前に短刀用の展示ケースを作ったりもしました。

そして今から4ヵ月前くらいに完成した卓上短刀ケース。

ついこないだ完成したばかりの卓上刀ケース。
ぎりぎり展示会に間に合いました。


こう振り返ると1年10か月で4台作れたのは自分でも驚いてます。
また展示ケースの製作も思い出が沢山ありますが、それと同じ位ケースを知って貰う為のサイト作りやカタログ作り、写真撮影なども思い出が沢山あります。
展示会にも出せたので自分の中では実に濃密な2年でした。
趣味と言うのは偉大ですね。

・展示会出展は勇気がいる

画像2

ここまで作ってきたものですが、趣味という事もあり、法人として正式に世間に発表するというのはなかなか勇気のいる事でした。
勿論趣味とはいえ適当に作っているわけではなく、10年間メーカーで設計開発してきた経験を活かして作っているので、良い物が作れているという自負はあります。

ですが、その評価を決めるのは自分ではなく人です。
加えて「日本刀の展示ケース」という超ニッチな商材なだけに、世間からは冷たい反応も覚悟していました。
(好きでやっている事なので酷評が出たところでやめるつもりもないのですが。)


・予想に反して大盛況

画像3

嬉しいことに、反応は違いました。
感覚値ですが、日本刀を見て95%位の人から「綺麗」という言葉を頂く事が出来ました。残りの5%は怖いという印象。(500名位の話を聞いての感想)
自分の中では怖いと感じる人が40%位いると思ったのでこれは意外でした。

刀を綺麗に感じてくれるのは展示ケースを作っている者からすると最高の誉め言葉です。
刀の魅力や良さを引き出せているという証拠だからです。

ニッチな部分に対しては「良くこんなの思いついたね!」や「そのニッチさが素晴らしい!」、「刀とくらすというコンセプトに胸を打たれた」、「こんなの飾りたい」、「趣味を突き詰めるのは良いね。私の趣味はね~」、「刀いいな、買いたい」などマイナスな意見よりも肯定的な感想を多く頂きました。

そして海外バイヤーの方からは特に多く問い合わせを頂きました。
超富裕層はコロナ下で買うものが無くお金が余ってる人もいるようで、取りあえず良い物があれば紹介しろと言われているらしいです。
凄い世界ですね。


・ブースを見て9割以上の人が勘違いしていた事

「刀を売ってるブース」だと思ったそうです。
「刀の展示ケースを作っていて、刀をインテリアとして現在のライフスタイルに溶け込ませたい」と伝えると、
「そっちか~!」という反応でした^^;

画像5


・終わりに

とにかく3日間あっという間に過ぎ去りました。
バイヤー以外にも、素材の会社さんなども来られて、新しい展示ケースの案も頭で浮かんでいます。
来場客がかなり少ないだろうと踏んでいたのですが、最終日まで沢山の方に来て頂けました。
3日間で400名位の方とお話出来ました。
カタログも600部近く配布出来たと思います。
刀は多分2000人以上の方に見て頂く事が出来ました。

今回の目的の一つに「刀に興味のない人に刀の綺麗さを伝える」だったので、これは達成できたと思います。
あとは今回の出展を通して新しい挑戦に繋がれば嬉しく思います。
これからも自分の趣味の延長で自分自身も楽しみながら、刀を飾る方法を引き続き提案していき、面白い事があれば挑戦していこうと思います。

画像4


今回も読んで下さりありがとうございました!
面白かった方はハートマークを押してもらえると嬉しいです^^
記事更新の励みになります。
それでは皆様良き御刀ライフを~!

画像1

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?