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刀箱師の日本刀ブログ 中村圭佑
2024年5月8日 23:24
4/27~6/16まで刀剣博物館で開催中の「五ヶ伝と五ヵ国の日本刀」を見てきました。一番の目的は鍋島藤四郎吉光。享保名物帳所載で鍋島加賀守直茂が所持していたことからこの名が付いており、その後は池田光仲、その子の伯耆守綱清が5代将軍徳川綱吉に献上しています。その後は綱吉→家宣→吉宗→家重→家治→家斉→家慶→家定へと徳川家で代々受け継がれてきた事が徳川実記に記載。現在付帯している古鞘には文政1
2021年5月17日 23:42
粟田口の刀は青い清涼な地鉄をしている。私だけかもしれませんが、粟田口と聞くと「地鉄が美しい」という一種のおまじないのような先入観が頭にこべりついていて、恥ずかしながら粟田口にも映りがある事すら知りませんでした。本を見ると粟田口は来と同様「沸映り」と紹介されています。確かに以下の押形を見ると沸映りが見て取れます。(引用元:「五ヶ伝の旅 山城編 著:田野邊道宏」)因みに以下も沸映りとの事