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刀工について

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2021年4月の記事一覧

清磨が分からない。

清磨が分からない。

源清磨。本名を山浦環。
1835年に23歳に窪田清音(くぼたすがね)という人の支援を受け清音屋敷内で作刀をはじめ、27歳には清音らの援助により四谷見附に鍛冶場を設け独り立ち。
最初は注文が入らず苦労したので、武器講といって1振3両(約52万円)で刀を作り、清音の門人に売るというシステムを清音が提案。
清磨は数を作れて勉強になるし、清音の門人達も数打物でないちゃんとした刀を安く買えるという事で、瞬く

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華やかな刃文の「一文字」

華やかな刃文の「一文字」

日本刀で「一文字(いちもんじ)」というと有名ですが、一文字という名の通り、銘に「一」とだけ刻まれています。(古一文字などは個銘が書かれていたりもする)
一文字は日本刀の中でも最も華やかな刃文を焼く刀工群とも言われていますが、一文字と言っても福岡一文字、吉岡一文字、片山一文字、鎌倉一文字…など沢山あり、私も良くごちゃごちゃになるので、この辺り整理出来ればと思います。

①一文字の意味「天下一」という

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