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刀箱師の日本刀note(初月無料!過去記事も読み放題)

日本刀の奥深さや面白さ、購入するに当たって持っておいた方が良い知識などについて日々発信しています。 今まで820日以上毎日刀についての記事を更新してきましたが、ここでしか書けない…
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#刀装具

東山御物一覧

東山御物は室町幕府8代将軍であった足利義政によって収集された絵画や茶器、文具などの称であ…

蝦夷目貫⑩ 獅子引韃靼人図

1年半ほど前に「巨大目貫」と題して目を奪われた目貫があった。 当時の事は上記にまとめてい…

素銅家紋散雁透鐔

以前この鐔について軽く触れたものの、単体ではまとめてはいなかったので久々に取り出して鑑賞…

横谷宗珉 名物 一輪牡丹目貫

刀にまつわるエピソードや伝記は多いが、刀装具にも少ないながら逸話の残っている物がある。 …

柄巻師、飯山隆司さんの目貫を柄に付けるときの一工夫の話が面白い

昨日は刀装具の勉強会に参加してきました。 そこで柄巻師の飯山隆司さんの目貫を柄に付けると…

第28回 特別重要刀剣が誕生!傾向など

第28回特別重要刀剣の新指定品が発表されました! 特別重要刀剣は民間指定の最高峰で、国指定…

銀布目象嵌鐔

一見小汚いがよく見ると全体が銀の布目象嵌で華やかに彩られている鐔を鑑賞。 覆輪部には唐草模様がデザインされている。 素材は特定が難しいが、鉄などの素材に思えるが匂いから山銅かもしれない。いまいち自信がない。 横72.7㎜×縦74.6㎜×耳厚6.3㎜、切羽台厚5.3㎜ 布目象嵌部の拡大。耳部も縁まで丁寧に象嵌が施されており、錦布を触っているような感触が鐔から得られる。

成木鐔㉔ 伝村上義輝所用鐔写

重要文化財に指定されている伝村上義輝所用と伝わる鐔を成木一成氏が写した作。本歌は以下の作…

打ち返し耳の素銅短刀鐔

鋤出し彫により打ち返し耳を表現したと思われる素銅短刀鐔。 横53.1×縦56.7×耳厚5.0mm、切羽…

日本刀特別鑑賞会2024(in目白庭園)  ②刀装具

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埋忠鐔の捻り耳の造形の観察

埋忠明寿をはじめとした桃山頃の埋忠鐔はこねくり回したような捻り耳の造形が特徴であり個人的…

古金工獅子目貫② 動きを捉えた一瞬の一コマ

後藤家の作など2代以降は得てして構図が決まっており、一匹獅子ならこう、二匹獅子ならこう、…

埋忠七左衛門橘重義

江戸初期に活躍した埋忠七左衛門橘重義という金工がいる。 埋忠明寿は詫び寂の感じる作が多い…

蝦夷目貫⑨ 蝦夷っぽい目貫(埋忠就一)

前回は埋忠極めの蝦夷目貫について触れました。 引き続き埋忠作と思われる蝦夷目貫写を継続して探していたところ、「就一」と短冊銘の入った蝦夷風目貫を見つけたので手に入れてみました。 ①「就一」という人物について「就一(なりかず?)」について調べているとヤフオクにて似た銘の物を発見。 花押も一緒であり作風も似た所があるところから同一人物の手によるものと見たいが、すると埋忠という事になる。 「忠」の銘からも江戸中期以降の作のように思える。 尚、埋忠就一の周辺の人物について想像す