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刀箱師の日本刀note(初月無料!過去記事も読み放題)

日本刀の奥深さや面白さ、購入するに当たって持っておいた方が良い知識などについて日々発信しています。 今まで820日以上毎日刀についての記事を更新してきましたが、ここでしか書けない…
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#日本刀

東山御物一覧

東山御物は室町幕府8代将軍であった足利義政によって収集された絵画や茶器、文具などの称であ…

蝦夷目貫⑩ 獅子引韃靼人図

1年半ほど前に「巨大目貫」と題して目を奪われた目貫があった。 当時の事は上記にまとめてい…

埋忠鎺の特徴を考察する

名刀を見ると金無垢の鎺が付いている事が多い。 特に短刀であれば台付二重鎺と呼ばれる台座の…

初の刀剣店で吉光を手に取る幸運な人

少し前のこと。 とある刀剣店で藤四郎吉光の短刀を拝見。 どうやら30年以上も前に売ったものら…

上古刀はどこで手に入るのか

刀でも古墳時代や奈良時代に作られたものを上古刀と言います。 それだけで文化財なわけですが…

日本刀特別鑑賞会2024(in目白庭園)  ①刀剣

昨日は目白庭園で行われた刀文協さん主催の特別鑑賞会に参加させて頂きました。 昨年に続き2回…

刀の匂口をどれだけ見えているかが1つ、プロと素人の差なのかもしれない

先日霜剣堂さんにて親国貞の刀を3パターン見せて頂いた。 大体反りや長さ、切っ先の大きさなどの姿は全て同じであるが、以下のような地刃の見え方の差(あくまで個人的に感じた事)が見られる。 (因みに「匂口」とは、こちらの記事が参考になるかと思います) 1つは国儔にそっくりな匂口が深く地鉄が詰んだ地刃共に冴えたいかにも慶長新刀を思わせる作。互の目調の刃文。(親国貞は国儔に師事していたと考えられ、特に初期は作風が似ていて然るべきとのこと)

素銅家紋散雁透鐔

以前この鐔について軽く触れたものの、単体ではまとめてはいなかったので久々に取り出して鑑賞…

横谷宗珉 名物 一輪牡丹目貫

刀にまつわるエピソードや伝記は多いが、刀装具にも少ないながら逸話の残っている物がある。 …

王道のレール

刀にはまってはや6年目。ベテランの方からしたら1年目も6年目も変わらないほどにヒヨッコなの…

柄巻師、飯山隆司さんの目貫を柄に付けるときの一工夫の話が面白い

昨日は刀装具の勉強会に参加してきました。 そこで柄巻師の飯山隆司さんの目貫を柄に付けると…

第28回特別重要刀剣等指定展を見て

今日は刀剣博物館に第28回特重指定展を見てきました。 合格品などの傾向については以前以下に…

第28回 特別重要刀剣が誕生!傾向など

第28回特別重要刀剣の新指定品が発表されました! 特別重要刀剣は民間指定の最高峰で、国指定…

成木鐔㉔ 伝村上義輝所用鐔写

重要文化財に指定されている伝村上義輝所用と伝わる鐔を成木一成氏が写した作。本歌は以下の作。 同図を船田一琴も写している。 こちらは独自の文字を刻んだり、耳に桜の象嵌を施すなどオリジナリティを加えている。 さて以下が成木氏の製作した同図の鐔。 こちらは本歌を忠実に写している。 横95.9㎜×縦96.2㎜×厚1.8㎜ ペラペラだが手で曲げる事は出来ない。 薄い板材を買ってきてそのまま使って作っていてはグニャリと曲がるので、そうした所からも鍛造されている事が確認出来る。