野球肘の病態と整形外科テスト2選【画像8枚】
こんにちは。肩です。
採用試験を連日行っているんですが、いろんな方がいますね。
・やらなければいけないことを100%できる人
・抽象度が高い仕事でも、自力で突破して結果が出せそうな人
その中でも、「なんか任せたら結果出しそうな人」っているんですよね。
もちろんそれだけが採用基準ではないですが...
でも、熱いセラピストが多く自分もやる気になってます。
ちょっと最近たるんでたので、喝をいれてどんどん結果を出していきます!
で、話は変わりまして、今回は野球肘の中でも多い肘内側障害について解説していきます。
前職では、スポーツ選手が多く、投球障害も多くみてきました。
自費整体へ移行してからは見る機会は減りましたが、野球だけでなく、その他のオーバーヘッドスポーツや一般の肘関節障害でも使える情報もあるかと思いますので、是非参考にしてみてください。
それでは、今回もよろしくお願いします!
投球動作のフェーズ
まずは投球動作のフェーズについて説明していきます。
投球動作はワインドアップ期、アーリーコッキング期、レイトコッキング則、アクセラレーション期、フォロースルー期に分けられます。
アーリーコッキング期
投球側下肢(右投げの場合、左下肢)の股関節内転筋による並進遥動と投球側(右投げの場合、右下肢)股関節外旋運動を生じ,非投球側下肢の足部が接地します。
レイトコッキンク期
投球側肩関節を外転し最大外旋していきます。
アクセラレーション期
肩関節は最大外旋しながら,胸椎の伸展を伴いボールリリースされます。
フォロースルー期
非投球側下肢に体重が移動し股関節内旋運動が行われます。
投球動作はワインドアップ期、アーリーコッキング期、レイトコッキング期.
アクセラレーション期、フォロースルー期に分けられる。
投球時にかかる肘関節へのストレス
野球肘は肘内側障害,外側障害,後方障害に分けられますが、ストレスは主に投球時に生じる肘関節への外反ストレスになります。
まずは、投球時にかかる外反ストレスについて確認していきましょう.
投球時の外反ストレスは二峰生(一度高まり、治まりかけてから、再度高まりを見せること)を呈すると報告されています。
レイトコッキング期の最大外旋の直前に肘関節外反ストレスが最大になり、ボールリリース後にも外反ストレスが増大するとされています。
肘外反ストレスが生じると、肘関節内側側副靱帯が伸張され、内側上頼下端部形態異常や内側側副靱帯損傷し,肘外反制動機能が低下します。
また、外反制動機能が低下すると,肘外反ストレスによる小頭への圧迫ストレスや肘頭と上腕骨滑車後内側面に努断ストレスが生じるとされています。
以上のことからも、外反ストレスは内側だけでなく、外側や後方にもストレスが生じることがわかります。
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